名言で学ぶアドラー心理学『一瞬で自分が変わる100の言葉』

名言で学ぶアドラー心理学『一瞬で自分が変わる100の言葉』

『嫌われる勇気』などのベストセラーにより一躍有名となったアドラー心理学。

勇気の哲学とも呼ばれるアドラー心理学では、「人や理由があるからやらないのではなく、やりたくないからやらないための理由をつくる」としており、トラウマやコンプレックスを解消し成功を納めるためのマインドを鍛えるための法則に特に詳しいです。

そして、そんなアドラー心理学を名言を通して学んでいくのがこちらの1冊『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』です。

今日は、本書を読んで学んだアドラー心理学のポイントを紹介していきたいと思います。

優越コンプレックスと劣等コンプレックス

優越コンプレックスとは背が低い人が爪先立ちで立つようなイメージで、自分を実際よりも大きく見せようとすること。

逆に劣等コンプレックスとは、できない理由をひけらかし、課題への取り組みを避けること。

「はい、やってみます。でも、できるかどうかはわかりません」とか「〇〇なので、××できません」みたいな用法は劣等感の表れだといいます。

いばり散らして支配するか、泣き言を言って支配するかは受けてきた教育次第とのことですが、勇気なきものはこのどちらかを取りやすい傾向があります。

勇気とは、「自分には他者に貢献する力があるという感覚」と、「他者から必要とされる価値がある」という感覚。この2つがあれば困難を乗り越える活力が生み出すことができます。

勇気あるものはふつうに、勇気なきものは特別に逃げようとするのもポイントで、若者が度胸試しとかで変なことをするのも劣等感の表れです。

甘やかしの弊害

甘やかすことは悪であると、アドラーは言います。

甘やかされた子供は他者に貢献させようと努力するパラサイトとなり、自分では何もしないくせに賞賛を求めるため、嫌われてしまう。

社会に出て自分が甘やかされないことに戸惑いを覚え「なぜ、周囲は自分を助けてくれないのか」と逆恨みして、さらに周りから憎まれるという悪循環に陥る可能性が高いとのこと。

たしかにスパイラルに陥っている人をちらほらと見かけますね。

勇気なきものは体験をトラウマに変える

アドラー派がよく引用する小話に以下のものがあります。

ある男がパーティで会話の輪にはいったところ、美術の話題になった。

ゴッホがどうだ、ルノアールがどうだと男はまるでついていけず恥をかいた。

その翌日、その男にもし勇気があれば図書館へ行き美術の勉強を始めるだろう。しかし、もしその男に勇気がなければ「もうパーティにはいかない」というか、あるいは「美術など金持ちの道楽に過ぎない」と相手を貶め優越感に浸るであろう。

この話のポイントは同じ経験からでも学びになるか、逃げてトラウマを作るかはその人次第という点ですね。

リスクを知りその上で楽観的に行け

悲観主義者からみると、楽観主義者はリスクが見えていないように思えるかもしれないが、そうではない。

彼らはリスクを知らないわけではなく、リスクを知った上で、それを乗り越えられると信じて楽観的に進むことができるのだとアドラーはいいます。

勇気の先にある共同体感覚

アドラー心理学では勇気と共同体感覚を重視します。

共同体感覚とは、他者を助け、喜ばせることに喜びを感じる心を指します。

そのため、他者をどれだけ援助できる準備があるが見れば、その人の共同体感覚の程度がわかります。

人間関係におけるあらゆる失敗は共同体感覚の欠如に原因があり、そして、この共同体感覚の発揮には勇気が不可欠であり、勇気の発揮にも共同体感覚が重要であるため、この2つをバランスよく鍛えることがアドラー心理学の目的です。

終わりに

勇気の哲学と評されるアドラー心理学では、勇気に関する項目が多いのが特徴です。

本書では、そんなアドラー心理学の要所を特徴的な格言とともに俯瞰した良い本だなと思いました。

自分を変え、成功に導きたい人におすすめです。