書評(シングル)

レビュー「クリーンミート」伝染病の流行を防止する培養肉の可能性について

creenmeat

お疲れ様です、最近食(主に外食)に興味を持ち始めたたkるです。

今日は本屋で見かけた新刊「クリーンミート」という本で解説されていた培養肉について解説していきます。

培養肉ってすでに家畜を育てるよりも低価格で行けて、エネルギーや飼料も少ない、さらに伝染病の予防にもなるといいことずくめなんだそうです!

みたいな感じの学んだ内容をまとめていきますので、興味ある方は是非どうぞ!

では始めていきます。

クリーンミートとは?培養肉の別名(ポジティブな名前)です

まずはクリーンミートとは何?という話から簡単に。creenmeat

自分はこの本の中で初めて知ったワードだったんですが、「クリーンミート」とは細胞を培養して作った人工肉なんだそうです。

たkる
たkる
ほう、それは新しいな・・・

で、その培養肉というぶっちゃけあんまりまだ普及していない未来の技術について詳しく語られているのが本書「クリーンミート 培養肉が世界を変える」です。

本書を読むと、すでに割と研究が進んでいて、家畜を育てて同量の肉を取るよりも、細胞を培養して作る方がコスト面でもメリットがあるという話や、地球温暖化との関係性などで既存の家畜産業がバッシングを受けている社会的流れがあることなどを知ることができます。

では以下では本書で学んだクリーンミートのメリットを具体的に見ていきましょう!

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クリーンミートのメリット

ではクリーンミートのメリットを紹介していきます。

  • 劣悪な環境で生きる家畜がいなくなる
  • 飼料用農地のための開拓がなくなり生物多様性が守られる
  • 農薬まみれの遺伝子組換え作物を食べなくて済む
  • 伝染病の防止につながる

ざっとかくとこんな感じです。

それぞれ簡単に見ていきましょう!

劣悪な環境で生きる家畜がいなくなる

まず一つ目は動物の社会福祉性の観点です。

ヴィーガンとかベジタリアンの人の中には、単に野菜が好きというだけでなく、肉は動物を虐待して作られているから食べない!という人も多くいて、世界的に畜産産業の効率的すぎるやり方が批判されている流れがあります。

具体的には、狭い場所に鶏や牛などを詰め込み、自由に身動きも取れない状態で電気ショックを与えたりするやり方はよくないという話があって、実際、今では野生生物の何十倍もの家畜たちが畜産場に閉じ込められているといいます。

ので、これを培養肉という細胞から育てて作る肉にすることで動物虐待を回避することができるというのがメリットの一つ目です。

飼料用農地のための開拓がなくなり生物多様性が守られる

2つ目は環境破壊的な側面です。

畜産に関わる飼料用のトウモロコシ場を作ったり、あるいは単純に牧草地にするために熱帯雨林を焼き払ったり、というのが環境問題の大きな原因の一つだと言われています。

これを回避するために培養肉という代替案が挙げられていて、試験管から肉を作るのが一般的になれば、牧草地は縮小できるため、環境問題を一部解消できます。

実際、培養肉を作る方が、家畜を育てるよりも必要な水やエネルギーは全然少ないんだそうです。

たkる
たkる
水や飼料に関してコスト9割減も夢じゃない!

農薬まみれの遺伝子組換え作物を食べなくて済む

3つ目のメリットは、遺伝子組換え農作物(GMO)を回避できるという点。

遺伝子を組み換えた農作物そのものの良い悪いは置いておいても、農薬に強くした農作物にガンガン農薬をかけて育てるみたいな手法は割と一般的に使われているみたいです。

そしてそれを直接人間の食用には使わないまでも、家畜の食料として使うことがあって、それにより間接的に農薬を体内に溜め込んでしまうことがあるとのこと。

培養肉なら基本無菌、無害虫状態で作るので農薬不要で、リスクが軽減できます。

伝染病の防止につながる

最後は4つ目のメリットとして伝染病の予防につながるという点です。

新型のインフルエンザなどが家畜経由で流行する原因として、めっちゃ狭い場所にめっちゃ多くの家畜を詰め込んでいることが大きな要因です。

それによりフンなどで不衛生となりやすく、さらに一羽でも病気にかかれば、瞬く間に広がっていく!

これはウイルスにとってはめっちゃありがたい状況です。

なので、このパンデミックを抑えるという点でも詰め込み型の家畜たちを解放するのが効果的な手法の一つで、そのための手段としても培養肉は重要!

たkる
たkる
この視点は初めて知りましたが、確かにそうだなと思いました

クリーンミートを食べるには?

という感じがクリーンミートのお話でした!

めっちゃ良いやんクリーンミート!どこで食べられるんや!?と思って調べてみたんですが、今のところ日本ではまだ一般的にはない模様・・・!

たkる
たkる
悲しみ

クリーンミートとかで検索すると、「野生のカンガルーを使っているフリーズドライ肉です!」とか「オホーツク海のクリーンな肉です」みたいなのが出てきました。

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今後、クリーンミートが出てきたら情報追記していきたい所存ですが、現状として、今後の外食チェーンは牛丼(クリーンミート)とかになりそうなそんな感じの未来像を感じさせる一冊でした。

割と詳しい本なので、気になる方は是非読んでみてはいかがでしょうか。

ではまた。良い読書ライフを!

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