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『独楽の科学』で学んだ回転おもちゃおすすめまとめ

こないだ読んだ森博嗣氏の『ジャイロモノレール』という本が面白かったので、同じくジャイロ効果についての本『独楽(コマ)の科学』を読みました。

今日はその内容をまとめていきたいと思います。

『独楽(コマ)の科学』の概要

本書の概要としては、全日本製造業コマ大戦近畿ブロック優勝者である著者が、独楽の原理やベーゴマの戦い方や相性のポイント、そして独楽のように回転するおもちゃについても紹介していくという回転系科学、およびエンタメの総合本となっています。

著者は、全日本製造業コマ大戦近畿ブロック大会に、解説として呼ばれていたのに、なんとなく参加したら空気を読まずに優勝してしまったというから驚きです。

ただ、本書を読むとわかりますが、著者のコマに対する知識はすさまじく、空気抵抗の受けにくい独楽の作り方、とか独楽ごとの重心の取り方のポイントとか、あとは独楽ごとの相性表(攻撃型、防御型、持久型がある)とか、ベイブレードみたいな世界を知ることができます。

著者いわく「独楽のない文化は存在しない」とのこと。

回転はそれほど日常に溶け込んでいます。

また、独楽をはじめとした回転系おもちゃの紹介も面白かったので後述します。

 

『独楽(コマ)の科学』で面白かったところ

本書『独楽の科学』を読んで、個人的に面白かったところをまとめていきます、

独楽作りのポイント

ちゃんと回る独楽を作るポイントとしては、地面との接着点の摩擦力を下げることが重要。

つまり、先端面積を極限まで小さく、かつツルツルにしておくのがポイントとなります。

また、回転に関しては、回転中の空気抵抗を受けにくい形として円形のものが多くなっています。

ただ長く回すだけなら軽い方がいいが、ベーゴマのように戦うとなると、あまりにも軽いと横からの垂直抗力に耐えられず独楽がはじかれてしまうため、バランスが難しいとのこと。

独楽のスタミナ

独楽ってどのくらいの時間回るのか?という疑問はあるかと思います。

これは本当にピンキリみたいです。

ちゃちいものだと1分程度しか回りませんが、精巧なものなら20分程度、ギネス記録はなんと1時間37分42秒だそうです。

映画『インセプション』では、コマが永遠に回り続ければ夢、やがて止まれば現実という見分け方がなされていましたが、97分も回られたら見分けられなさそう笑

 全日本製造業コマ大戦で勝てる強い独楽の作り方

著者がブロックを勝ち抜いた全日本製造業コマ大戦についての話が面白かったです。

この大会は、各社社運をかけて挑んでくるガチバトルで、勝者が敗者のコマを総取りするデスマッチ。

著者は近畿ブロック予選準決勝で、かつての師匠との対決。

師匠の持ちコマは重量級のパワーゴマ。対する著者は中量級の安定型。

1戦目はKOされるも、2,3戦はなんとか生き残り持久戦で勝利したといいます。

何その展開、ベイブレードかよ!と思いました。

 

ひとえにベーゴマといっても、実はタイプもいろいろあり、重心の高いものや低いもの密度も高密度型と低密度型などバラエティに富んでるそうです。

また、回転の向きも大事で、相手の攻撃を受け流す逆回転軽量ゴマなどの変わり種もあるといいます。

そのほかにもコマの直径は規定で2cmまでとされていますが、回転後に傘が開いて2㎝以上になるという反則すれすれの猫パンチというコマもあるそうです。

バラエティに富んでて楽しそう。

ちなみに、ベーゴマの相性としては、、低重心型(安定タイプ)→高重心型(防御型)→重量タイプ(攻撃型)→低重心となっているみたいですね。

 

『独楽(コマ)の科学』で見つけた回転おもちゃオススメまとめ

本書の中では、ベーゴマのほかにも様々なタイプの独楽や、その他回転系のおもちゃについても書かれていて、これが面白かったのでまとめていきます。

著者によるとドローンも一種の回転おもちゃになるそうです。

・・・確かにそういわれてみればプロペラですしそうですね!

フリスビー

回転するおもちゃの定番フリスビーです。フリスビーは、回転による安定感だけでなく、羽のような構造により上向きの力(揚力)を受けやすい構造となっており、それにより遠くまで飛ぶのがポイントだそうです。

浜辺とか草原とかでは、フリスビーを1つもっていると、みんなでけっこう楽しめるので優秀なアイテムですね。

 

ドッヂビーというドッチボール×フリスビーみたいなゲームとか、あとはアルティメットというラグビー×フリスビーみたいなゲームがアツいです。

 

竹とんぼ、皿回し

回転するおもちゃとしては、和のものとして竹トンボや、皿回しなども一種の回転おもちゃと見ることができます。

竹トンボもコツがあって、上手い人になると真上に飛ばせたりするそうですね。

 

また、皿回しや傘の上でのボール回しなどはかくし芸としても有効なので、ここぞというときのために練習しておくのもオススメ!

 

中国ゴマ(ディアボロ)

独楽の中には中国ゴマ(ディアボロ)と呼ばれるものがあり、これはお椀を2つつなげたような形のコマで、紐の上で回転させるタイプのヨーヨーみたいなやつです。

回転軸が安定しているので真上に投げてキャッチしたりということもできて、大道芸などでも用いられています。

へー

ラグビーボール、マグヌスコップ

変則的な飛び方をするラグビーボールやマグヌスコップも一種回転を利用したアイテムです。

ちなみにマグヌスコップというのは、紙コップを2つつなげたような形のアイテムで、輪ゴムをつけて飛ばしたりすると、回転しながら不規則な動きをして戻ってきたりするという不思議グッズ。

 

ブーメラン

もともとはアボリジニの武器として使用されていたブーメラン。

独特の形状と、投げると弧を描いて手元に戻ってくるという動きが人気のおもちゃとなっています。

手元に戻ってくる原理としては、回転軸が変わり続けて元の位置に戻ってくるとのこと。いまいちわからなかったのですが、結構科学的なアイテムみたいです。

ちなみに、ブーメランの形としては、「く」の字だけでなく、プロペラ型もあるそうですね。

 

ジャイロスコープ、地球ゴマ

軸がズレても回り続ける系のコマとしては、ジャイロスコープや地球ゴマなどがあります。

ジャイロホイールという大型のものもあるみたいですね。

ハンドスピナー

流行りのハンドスピナーは、回転はしているが、ジャイロ効果を使っていないのでコマではないそうです。

独楽でないからか、著者も「ハンドスピナーは回転が単調だから、飽きられる」と辛口。

微妙に区分けがあるみたいです。

 

蛇ゴマ

蛇のようなしっぽをつけることで重心をずらし、うねうね動くタイプのコマ。

 

浮遊ゴマ

磁石で浮き、空中で回るタイプのコマ。

マジックとか奇術とかでも使えそう!

 

永久ゴマ

電気で無限に動く独楽。

実際には電気で回しているのですが永久というのは心惹かれるものがあります。

 

パワーボール

ボールの中で独楽が回転し、暴れるボールを抑え込むことで手首を鍛えるというアイテム。

これけっこう難しくて、自分は友達の家でやらせてもらったとき、全然うまく回せませんでした(笑)

 

終わりに

本書を読んで思ったのは、回転おもちゃってこんなにあるのか!?という驚きと、ベーゴマがけっこう奥深い世界であったということ。

子供のころすでにベーゴマとかほとんどなくて全然知る機会がなかったのですが、回転するおもちゃはなんか楽しそうなので、今後小学校とかでも回転の授業とか取り入れてほしいと思いました。

 

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