言語・文化

『怖いへんないきものの絵』動物と絵画と歴史に詳しくなれるシュールな本

最近本屋で絵画の本が多いような感じがしているたけるです。

自分の場合、絵画には興味はあるのですが、いかんせん西洋絵画の見方とかって難しいですよね。

歴史的背景がどうとか、当時の文化からするとこの絵にはこういう意味があり、、、みたいなのはなかなか理解するのが骨が折れそう。

なんかわかりやすく解説してくれる絵画本はないものか、と思っていた折に、『怖いへんないきものの絵』という本に出会いました。

今日はこの本について紹介していきます。

怖いへんないきものの絵はわかりやすい

この『怖いへんないきものの絵』という1冊ですが、かなりわかりやすいです。

というのもこの本では、動物の専門家であり「へんないきものシリーズ」を手掛ける早川いくをさんと、西洋絵画の専門家の中野京子さんの2人の共著であり、動物と歴史という2つの側面で絵画を解説してくれるからです。

なので歴史が分からなくても動物が分かれば絵画を理解できるし、逆に動物がちんぷんかんぷんでも歴史的な側面から絵画を理解できます。

では、ここから先では、動物×歴史で絵画を理解するとはどういうことなのか、という話に入って行きます。

怖いへんないきものの絵の魅力

この『怖いへんないきものの絵の魅力』の魅力は、以下の3点かなと思います。

・動物に詳しくなれる
・絵画に詳しくなれる
・歴史的背景を知れる

簡単に言うとこの3つです。

 

例えば、表紙にもなっている赤ずきんとオオカミの絵でいうと、以下のような知識を得られます。

・フランス語では黄昏時を『犬とオオカミの間』という。遠くから来たのが、無害な犬か、恐ろしいオオカミか区別がつかないから。

・地震雷火事親父みたいな流れで、ペスト、オオカミ、オスマントルコという表現もあり、オオカミは怖い存在。

・赤ずきんは貞操の危機という意味合いもあって目が覚めたら見知らぬ男(狼)がいたみたいな展開を注意するように呼び掛けている

この辺を踏まえると、表紙の絵も何となく見えてきます。

他にも、動物の話とか、絵画の話とか色々知れます。

例えば、歴史・文化的な背景で言うと、昔は絵をリビングなどに飾るために、大きすぎる絵を切ってしまうケースも多かった、とか、あるいは動物的な面で言うと、イモリは顎や足だけでなく、心臓や脳を損傷しても、再生できるとか。

歴史絵画と動物というそれぞれの分野の専門家がいることで、他にはない無駄に深い味わいがあるのが魅力です。

終わりに:絵画の入門にオススメ

ここまで『怖いへんないきものの絵』について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

本書では、動物や歴史について詳しくなれて、かつ絵画についての読み方も学べる本なので、「ちょっとこれから絵画鑑賞を始めてみるか!」という人の入門書としてもオススメ。

また、本書は普通に読み物としても面白くて、絵のチョイスが秀逸なのが多いです。例えば、『死の力』というパワフル系爺さん死神の絵とか、普通にいきてたら一生出会えない絵にいきつけます。

文体もかけあいが軽快で、誰かの落書きのようなヘタウマサメ絵を紋章に入れたワトソン市長の話とかも面白いです。

ワトソンとサメという絵では、サメに襲られる少年が描かれています。どれがワトソンなのか、なぜサメなのかとか疑問が浮かびますが、

「日本でいうとクールビズと小池都知事みたいなもので、クールビズと書かれた絵で裸の人がいれば小池都知事ね、となるのと同じです」と表現。

…いや、日本人でも小池都知事そこまでわかれねーよ!!

と思いつつも飽きずに最後まで読み切れる力のある作品でした。

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