権藤優希『自分で決める。すべてがうまくいく最強の力』【感想】

権藤優希『自分で決める。すべてがうまくいく最強の力』【感想】

五反田の本屋で平積みされている本をパラパラと見ていて、ふと目に留まったのが以下の1冊でした。

『自分で決める。 ―すべてがうまくいく最強の力―』

ぱっと見は決断力に関するよくあるビジネス書のような感じですが、中を開けて冒頭部分で引き込まれました。

商談の席で「この企画、御社で進めてもらえますか?」と聞かれたとき、「はい、できます」というか「上司に確認します」というか。

あなたはどちらですか?

という問いかけ。

…あー、これ上司に確認します!といってしまうわー

と思う。

ただ、次のページを見ると、やはり、これからの時代は前者の回答ができる人が有利となるとのこと。

本書は、このような場面での判断ができるようになるための方法を学ぶ一冊とのことで、「ちょっと読んだ方がいいかな」と思って購入しました。

では、以下に、本書を読んで個人的に参考になった点についてまとめていきます。

ありがとうは最高のクロージング

著者はNECでの営業職を3年行い、数々の賞を受賞したりして結果を残したあと、起業独立したという経歴の持ち主。

本書では、著者の会社員時代の話についても書かれています。

その中でも面白いな、と思ったのは著者自身が会社員時代、一年目で初受注を取れた時の話。

元々学生時代から営業のトレーニングを積んでいたとか、そういうわけではなく、初めはむしろできないことだらけだったそうです。

それでも1年目にして8000万円の大型案件を受注できた結果の原因は、周りの人を味方につけられたからだと著者は言います。

普段から愛想よく仕事を引き受けたり、それぞれの部署の人たちとも仲良くしていたりと自分の味方が多い状況を作り出していたそうです。

そして、特に重要なのがありがとうの言葉だといいます。

何かしてもらったときに、「ありがとう」という言葉をしっかり伝えることで、相手は「またやってあげねば!」と感じ、無意識のクロージングになっていたという。

トイレとかに「いつもきれいに使っていただきありがとうございます。」と書かれているのと同じ原理ですね!

子供は誰もがセールスマン

「営業なんてやったことないし自分には無理!」と感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、著者は、人間だれしも子供のころには天性のセールスマンであったといいます。

どういうことかというと、子供の頃、おもちゃを買ってもらうときには、子供はあの手この手で、大人相手にセールスをかけているからです。

駄々をこねるとか、泣き落としとか、少し安いやつを提案とか、頭のいい子だとおじいちゃんを使って親に行ってもらうなど、実に様々な営業スキルを発揮!

起業したあとは、技術者であっても自ら営業をかけたりする場面もありますが、子供のころを思い出し、使えるものは全て使うつもりでセールスをかけていくことが大切です。

 

物の整理術!1イン1アウト

物を探す時間は完全に無駄なので、できれば省いていきたいものですね。

とはいえ、気が付くとモノは増え、その結果、部屋は散らかり必要なモノがどこにあるのかわからなくなってしまいます。

なので、モノが無くならないようにするための仕組み作りが大切です。

著者の基準は、洋服は一年着なかったものを捨て、かつ、一着買ったら一着捨てるを徹底すること。

これなら洋服が増えすぎることはありません。

また、家電についても、「将来住みたい家に住んでも持っていくもののみ残せ」という基準だといいます。

・・・これはわかりやすいな、と思いました。

ただ、いますぐやったら自分の場合は部屋の家具全部なくなりそう笑

断捨離により日々のルーティンの精度を高めていきましょう!

↓どうしてもモノが無くなってしまう人にオススメの探し物発見ツール

 

一流の三顧のお礼

一流のビジネスマンは、一回の商談に対して3度のお礼を言う。

1回目は商談の最中、2回目は商談が終わり別れた直後、そして3回目は次にあったときにもお礼を言います。

特に2回目のお礼、別れた直後にメールで簡単にお礼を送るのは、忘れがちだがかなり重要です。

状況は整わない!今すぐ決めろ!

何事においても「状況が完全に整うことはない」と著者は言います。

時間をおいて、現在の課題が解決しても、また次の課題が出てきていつまでたっても決定できない!ということになりかねません。

なので、決めるのは今!状況が変わるのも待つのでなく、状況を変えるために今決めるべきなのです。

目的と行動の一致、ショッカーになるな!

仮面ライダーの敵役であるショッカー、彼らの目的は世界征服です。

しかし、実際の行動は幼稚園のバスを襲うとかそんなちっちゃいことばかり。

どうにも目的と行動があっていません。

「ショッカーバカでーい!」とバカにするのは簡単ですが、しかし、人は往々にしてショッカーのようにやるべきことよりもやりやすいことをやってしまう傾向があります。

ショッカーの例を心に留めて、そうならないように注意しましょう!

 

ゴキブリとカブトムシの違いは態度

ぶっちゃけフォルムが似ているゴキブリとカブトムシ。

なぜゴキブリは嫌がられ、カブトは好かれるのか。

著者はこの違いをゴキブリはコソコソと逃げ回っていて、カブトムシは堂々としているからだという。

・・・この視点は新しいな、と思いました。

電話報連相の重要性

毎日電話でメンターに報告を入れる。

これにより、内容をまとめる力やプレゼン力がつき、そして何より小さな成功体験を日々積める。

自分を変える第一歩としてオススメの方法です。

終わりに

本記事で紹介した内容以外にも、著者が会社を辞めると告げたとき、泣き崩れる両親を如何に説得したか、などの話も非常に読みごたえがありました。

いずれは自分の事業をもって、とかいずれは出世して管理職になって・・・と考えている人には決断力は必須のスキルです。

ぜひ、本書を読んで決断のポイントを学んでいきましょう。