仕事は遊びでありエンターテインメント『堀江貴文という生き方』

仕事は遊びでありエンターテインメント『堀江貴文という生き方』

「仕事は遊びであり、エンターテイメントであるべき」とするホリエモンこと堀江貴文氏の人生論の本。

ムック本のような感じの外観だけれども、普通に新書レベルは軽く超えた内容のボリュームがあります。

本書では、堀江氏のモットーとしての「遊び」という観点から、自身がハマってきた人狼ゲーム、ゴルフなどの遊びや自身の立ち上げたアプリ、最近のトレンドとなっているYoutuberについてなど幅広く紹介されます。

行動力というテーマも非常に強く押されていて、例えば、芸人からマラソン選手に転向しカンボジア国籍を取得した猫ひろしさんなどは堀江氏のアドバイスに従ってマラソン転向を決めたそうですね。

では、以下に本書を読んで個人的に特に面白かったと思う項目をいくつか紹介していきたいと思います。

人狼ゲームについて

もともとはボードゲームでありつつも、舞台、テレビ、小説、映画など様々な分野にスピンオフした人狼ゲーム。

堀江氏もかなりハマっていたようで、人狼ゲームで知り合った芸能人みたいなのも多いみたいです。

人狼ゲームの戦い方をみてこの人はこういう傾向がある、みたいなのを判断したりしている読みも本書の中でちらほら見られます。

 

ユーチューバーについて。

Youtuberという言葉は最近よく聞くけれども、実際のところはよくわかっていない点も多い、という人も多いのではないでしょうか。

本書では、世界一のユーチューバーPewDiePie氏について紹介されています。

テンションの高いゲーム実況が人気のPewDiePie氏。著者によればPewDiePie氏の推定年収は年間7億だというから驚きです。

ちょっと調べたらチャンネル登録数6000万人いました。

すごいですね・・・!

 

HIKAKIN氏と堀江氏の対談

そのほかにもHIKAKIN氏と堀江貴文の対談の話も面白かったです。

「毎日決まった時間に動画を上げている人が成功する」

とHIKAKIN氏は言います。

「毎日アップするのは時間的にきつくて内容が薄くなるから」と言ってペースを落とした人ほど見かけなくなり、無理をしてでも毎日動画をあげている人が徐々に人気を上げてくるのだそうです。

他にも最近(といっても本書の出版した2016年当時に)トレンドとなっているYoutuberなども紹介されており、面白いと思ったのはイルマニアというラップグループ。

埼玉のマイルドヤンキーイルマニアとは

埼玉のパリピマイルドヤンキーなラッパーグループイルマニア。

布面積10%以下という出で立ちと「ア〜イ!」という掛け声がインパクト高い。

リーダーは普段はごみ収集業で働くアラサー実家暮らし。

人気があるがメジャーデビューにはあまり興味がなく、「会社の社長がいい人だから」と仕事も続けているという。

現在(2018年)はすでに専業として活動中のようですが、本書の出版当時は兼業でYoutuberをやっていた。

これに対して堀江氏は、「地元暮らしを続けて昔の仲間に感謝。変わらない関係性を守りたい。そういったマイルドヤンキー的なマインドセットが残念だ」とコメント。

物議を醸しそうな意見ではあるものの、堀江氏のチャンスを掴んだらガンガン変化していくという生き方が表れているなと思いました。

 

終わりに

読んで見た感想は、「堀江貴文な生き方」なら金には困らないだろうということ。

たぶん今もしホリエモンが再び逮捕されても大丈夫。堀江氏の面白さでつながった趣味の友達とかを頼って再度復活することは可能です。

ただ、この生き方には弱点もあるな、と思いました。

それは結局は、金や企業への投資を面白さへの投資に変えただけだから、損得勘定抜きの付き合いはなさそうということ。

なので、もし自分自身が時代遅れになって面白くなくなったときはリスクがあるし、あるいはヤクザに追われているとか、認知症とかになったとかで、付き合うことで命のリスクがあるときや、相手側にメリットの少ないときに匿ってくれる人はいなさそうです。

若いうちはガンガン仕掛けていくのもいいですが、歳をとってからは、地元、家族、過去の恩みたいなのもそれはそれでありなのかもしれないな、と本書を読んで逆に思いました。