ブルーバックスの『筋肉はすごい』で学ぶ動物たちの動き

ブルーバックスの『筋肉はすごい』で学ぶ動物たちの動き

科学系の内容に詳しい新書ブルーバックスの『筋肉はすごい』という本を読みました。

内容は、前半は科学的な筋肉の仕組みについてでかなり難しいですが、一方で後半はその理論を応用した渡り鳥の飛び方の話とかマグロやクジラなどが泳ぎ続ける仕組みとかでわかりやすい。

前半でわからなくなっても、後半を読めば楽しめるかもといった感じ。

自分も前半はほとんど理解できなかったので後半をメインで読みました!

では以下に本書で学んだ内容をまとめていきます。

リニアモーターと回転モーター

モーターとしては、大きくリニアモーターと回転モーターの2種類があります。

前者はリニアモーターカー、後者は車輪を使った電車などに応用されており、生物界の多くのモーターはリニアモーター。

筋肉はATPを原料とする化学エネルギーで動き、直線的に化学反応が進行するリニアモーターとなっているそうです。

マッコウクジラの潜り方

マッコウクジラの潜水能力は高く水深2000〜3000mまで潜れるそうですね。

参考として人の作った潜水艦は300〜500mが限界なので相当すごい!

マッコウクジラは体重5トンにもなり重たいが、実は体内に油を多く含むため海水より密度が低いです。

そのため、潜るときは尾ビレをぱたぱたして推進力で潜り、深海でダイオウイカを捉えるとあとは浮力で上がっていくとのこと。

ちなみに深海では肺は2%まで縮小するという。

そんなに凹んでも大丈夫みたいです。

 

カメレオンの舌は最速

カメレオンは色を変えることで有名ですが、虫をとらえる舌の動きも特徴的です

なんとカメレオンの舌はジェット機を上回る加速度だそうです。

体長の2.5倍以上伸びる舌は、静止状態から10ms(0.01秒)で時速90kmに達する。これは260Gの加速度でジェット機の急降下の際の加速度10Gをはるかに上回る。

仕組みとしてはバネのように伸びる弾性エネルギーと、静電気的な反発エネルギーを両方使っているとのこと。

カメレオンすげー!

 

ゾウガメの戦いは命がけだがカブトガニ先輩は自力で起き上がる

ガラパゴス諸島に住むゾウガメは、争うときに相手をひっくり返そうとする。見た目は相撲みたいで可愛げがありますが、実はこれ、ひっくり返された相手は自力で起き上がれず餓死するというデスマッチ。

すさまじい戦いですね。

なお、カブトガニも同じくひっくり返されたら終わりそうな形状ですが、尾を使って反転することができるという。

さすがは太古より生きてきたカブトガニ先輩。甲羅系生き物の弱点は克服済みか。

 

終わりに

ブルーバックス本は、科学の内容をわかりやすく伝えるというのがコンセプトでけっこうわかりやすくて内容の濃い本が多いですが、本書の前半部は学術書のような難しさなのでご注意を。

生物学の基礎をかじっていてもなお難しかったです(笑)

後半は普通に動物たちの筋肉の動きの話で面白かったので、筋肉のすごさを感じたい人は後半から読むとよいかも。