タツノオトシゴの全種類を網羅した図鑑

タツノオトシゴの全種類を網羅した図鑑

「ドラゴンタイプの生物を1種挙げなさい」といわれたら、自分はワニかイグアナかタツノオトシゴのどれかをチョイスします。

水中の生き物の中では、タツノオトシゴが断然ドラゴンと思います。自分は龍っぽいなと思っていたのですが、タツノオトシゴはその独特の形態から、近年になるまでは海中にすむ昆虫とか馬だと思われていたこともあるそうです。

実際には、エラやヒレや浮き袋を持つことからタツノオトシゴは魚の仲間であることがわかっています。

えっ!?そうなの!?

しかも観賞用として、あるいは漢方薬の材料として年間1500、2000万匹ものタツノオトシゴがアジア圏で取引されており、絶滅危惧種に指定されてしまっているそうですね。

そういった話をタツノオトシゴ図鑑という本で学びました。

『タツノオトシゴ図鑑』は、図鑑というなまえだけど、ただの図鑑ではなく、タツノオトシゴについて、その生態や分類、歴史的・文化的背景までわかる総合本!

本書の内容を3点ピックアップして紹介しますね。

タツノオトシゴの文化的な背景

タツノオトシゴはその独特な形状から、世界中の様々な地域で「神の使い」とか「ポセイドンの戦車を引く馬」とかご利益のある生きものとしてとらえられてきました。

アボリジニの神話の虹蛇やギリシャ神話のポセイドンの馬車を引く馬もタツノオトシゴです。
ポセイドンの馬車では、上半身が馬、下半身は魚の姿で描かれています。

ブラジルの一部地域では魔除けとしてタツノオトシゴを食べることもあるそうです。


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漢方薬としてアジアで取引される

タツノオトシゴの天敵は鳥から魚までいろいろいますが、一番の天敵は人間です。

タツノオトシゴは漢方薬に使われており、大半は乾燥させて腸の薬になるそうで。特に大きくて淡色でツヤがいいものが高値で取引されます。

ちなみに出回っているほとんどのタツノオトシゴは、エビなどの海底に生息する魚介類をとる時に一緒にとれたもので、タツノオトシゴ単体で漁が行われることはほとんどないものの、数は激減しており絶滅危惧種に指定されています。

タツノオトシゴの独特な生態

タツノオトシゴは水中で直立したような独特の態勢をとっています。あれは別に大物ぶっているわけではなく、その態勢が最も効果的だからそうしているのです。

タツノオトシゴは基本的にはほとんど泳がず、サンゴなどにつかまりながら小エビや小カニなどを吸い込んで食べます。直立した態勢のほうが辺りがよくみえそうですね。

タツノオトシゴの骨板

鱗をもつ魚とは異なりタツノオトシゴは、骨板が連結した外部装甲をもつため、他の魚に比べ硬く衝撃に強いです。
タツノオトシゴの骨板は数が少なく、もしも骨板の50%が損傷しても大丈夫だという。

骨板があるため、魚で唯一?尻尾でものを掴むことができたりもします。

タツノオトシゴは捕まるものがあるところに生息

タツノオトシゴは世界中の主に捕まるものがあるような浅瀬に生息します。
帰巣本能が強く、特定のサンゴなどそれぞれにお気に入りの場所があります。普段はあまり動かないタツノオトシゴですが、お気に入りの捕まり場所から離された場合には、150m離れた地点からでももとの「捕まるもの」まで戻ったという研究結果もあるそうです。

この150mという距離は身体の小さいタツノオトシゴにとってはかなり長距離です。
なかなかおうち帰りたい欲が強い生き物ですね。

オスが妊娠する

タツノオトシゴの知られざる特徴として、オスが妊娠するという点が挙げられます。

厳密にはオスが妊娠するわけではなく、メスの卵をオスが受け取り、オスの育児嚢で育てます。タツノオトシゴでは、卵の管理や栄養供給、子供の世話はオスの仕事で、まるでオスが妊娠したように見える特殊な種です。

後半はタツノオトシゴ全種の写真を掲載

本書は、タツノオトシゴ図鑑というタイトル通り、公判ではタツノオトシゴの写真を掲載しています。

すごいのは今見つかっているタツノオトシゴ全種の写真が掲載されていること。

結構いろんなやつがいて、デブっとしたやつから、ウツボのように細長いパイプフィッシュ、ワニのようなタイプなどいろいろいます。

本書の図鑑をみるとタツノオトシゴが魚の一種なんだなというのがわかります。あと、タツノオトシゴの写真を見ていると、モンスターファームのスエゾー系とかもタツノオトシゴがモデルなのかもしれないなと思いました。


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終わりに。

凄い本が出てきたな、というのが本書を読んでの感想でした。

全種の写真掲載ってすごすぎる!

タツノオトシゴについて生態から種類ごとの姿の違いまで幅広く知ることができるので、タツノオトシゴ初心者からマニアまでにオススメです。


タツノオトシゴ図鑑