ジャンル別に名著を探しだす方法とオススメ選書本まとめ

ジャンル別に名著を探しだす方法とオススメ選書本まとめ

本をたくさん読みだすと、本を読むことと同時に「次に読む本を探す」ということが重要になってきます。

ネットで探したり、新聞の書評欄を見たり、知人のオススメを聞いたりしながらなんとか次の本へ乗り継いでいくわけですが、なかなか目当ての本に行きつけないことも。

そんなときにオススメなのが、本を探すための本を読むことです。

本を探すための本は数多くあり、それぞれ選ぶ人の得意分野に合わせてテーマが違うのが魅力です。

フランス文学で良い本を探したいなと思ったら鹿島茂、妖怪の本でよいのないかなーと思ったら荒俣宏というようにそれぞれの得意分野を持つ読書家たちのオススメを知ることができます。

今日は、そんな本を探す本のオススメを、著者の得意分野別にまとめました。

次の本を探すときに参考にしていただければ幸いです。

ロシア文学の本を探すには米原万里

『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』、『オリガ・モリソヴナの反語法』などを書いた作家の米原万里さんは、通訳としてロシアの滞在経験が長く、ロシア文学などについて詳しいです。

本を探す本としては、『打ちのめされるようなすごい本』という著作があり、これがまさに「この本そのもの」に打ちのめされます。

とにかくまとめてある本の数が多く、しかも内容としては文学作品(特にロシア文学)が多いです。
小説をこんなにハイペースで読める人いるのか!?と衝撃を受けました。

ロシア文学で何かいい本を探したいときはぜひ読んでみてください。


打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

ロシア、神学、マルクス経済学に強い佐藤優

数年前から恐ろしいペースで新刊を出版している佐藤優氏。

元々は外務省のロシア(ソ連)外交官として活躍しており、ロシア事情や外交関係にはかなり詳しいです。ほかにもキリスト教や、マルクス経済学などにも詳しく、様々な本で専門分野について引用されています。あとネコも好きらしいです。

読書家としても知られており、『野蛮人の図書室』などの本を探す本が出版されています。


野蛮人の図書室

非常に論理的な文体なので、マルクス経済学などの難しい内容もわかりやすく読むことができるのが魅力です。

また、本を探す本以外の本でも、参考文献としてオススメ本がちょこちょこ紹介されています。
なので、この人の本をなんか適当に1冊読めば次読みたい本はたぶん見つかります。


「知」の読書術 (知のトレッキング叢書)

フランス文学を探すための本は鹿島茂

フランス文学に詳しい鹿島茂は、古書好きとしても知られており、古書やフランス文学に関する本を数多く出版しています。

本を探す本としては、大読書日記などがあり、そのほかにもパリの絵本の図鑑なども。

フランス文学に詳しくなりたい人にオススメ。


大読書日記

ノンフィンクション全般に強い立花隆

ジャーナリスト上がりの立花隆氏は、オールジャンルで強いイメージです。

ジャーナリストとして田中角栄の汚職を暴いたのち、作家として脳死、宇宙からの帰還、猿学などで著作があり、科学ジャーナリストとしての側面もあります。

週刊文春で連載の『僕の読書日記』を書籍化したものが、本を探すための本としてはオススメで、とにかく情報量が多いのが特徴です。情報量が多すぎて頭がパンクしそうになりました。

小説は若いころは読んだものの、その後はほとんど読んでいないというころで、主にノンフィクション本の紹介となっています。


ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊 (文春e-book)

蔵書のために建てた事務所兼書斎のネコビル。その様子を立花隆の解説付きで紹介する本↓


立花隆の書棚

妖怪本を探すなら荒俣宏

荒俣宏の専門は妖怪です。

他にも植物や、動物、雑学的な分野などにも強さがあり、アラマタ大事典という著作があるほどです。

アラマタ氏の著作は、すごいマニアックな情報をガンガン出してくるところが魅力です。えっ、そうなの!?という驚きを常に感じながら知識を吸収することができます。

そんなアラマタ氏の本を探す本の著作としては、『屋根裏の読書虫』や『食らう読書術』などがあります。個人的には『屋根裏の読書虫』がオススメ。


屋根裏の読書虫―今宵の書林の水先案内


喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)

スピリチュアル本は山川夫婦

スピリチュアル系の本では山川夫妻が最強です。

世界のスピリチュアル本の名著はだいたいこの人たちが翻訳しているような印象があるくらいです。
世界中を飛び回って、「・・・これは!」と思う本を見つけてきては、翻訳して日本中に紹介していることを生きがいにしているそうですね。

で、その山川夫妻がまとめたスピリチュアル本のオススメがこちら。


30冊の本

大体押さえておくべきスピリチュアル本は網羅されています。

目に見えない力を知りたいときにオススメです。

世界の名作を探すなら50の名著シリーズ

世界の名作〇〇とかそういう本はよく出版されていますが、中でもオススメなのが『50の名著シリーズ』です。

自己啓発、心理学、スピリチュアル、お金の哲学、政治学というようにテーマごとに50冊ずつ名著を紹介していて、このチョイスが素晴らしくよいです。

50冊のうち10冊でも読んでおけば確実にレベルアップできそうな世界的名著がまとまっています。

しかも、それぞれの紹介が上下段数ページ分ぎっしりとなされていて、本書を読むだけでもあらすじとポイントはばっちり理解できるのが嬉しいところ。

古本屋とかでの値崩れしないタイプの本で、10年前の出版のものが1500円くらいだったりします。


世界の自己啓発50の名著

終わりに

読書が加速するかどうかは、良い本をチョイスできるかどうかが80%くらいあるのかな、と個人的には思っています。

オススメ本は身近な友人知人に聞くよりも、その道のプロたちに聞くほうが効果的で、その意味で本を探す本は有効です。

ぜひ、本を探す本を使いこなして、読書を加速していきましょう。