読書

3人の渡辺一夫の著作の違い。同姓同名に注意せよ

渡辺一夫という名前を聞いて誰を思い出すでしょうか。

特に珍しい名前ではないので、友人・知人を思い出すという方もいるかもしれませんが、この渡辺一夫というなまえが出版業界では結構面倒なことになっています。

同姓同名の著者が3人もいるからです。

自分は以前、Amazonで「渡辺一夫」で検索をかけ、かなり混乱しました。

樹木について詳しいと思ったら、フランス文学にも詳しい??石ころも?

何だこの人はーーー!!

と思ったら別人でした(笑)

せっかくなので今日は3人の渡辺一夫の守備範囲の違いについて書いていきます。

フランス文学に詳しい渡辺 一夫

たぶん最も有名な渡辺一夫で、Wikiに載るレベルの人です。

フランス文学の第一人者で、『狂気について』などの著書が多数あります。

時代的にはかなり前の人で、1901年生まれで1975年に亡くなっていますが、フランス文学の翻訳も含めて著作は非常に多いです。

フランス文学について考えたい人におススメ。


狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)

樹木に詳しい渡辺一夫

続いては街路樹インストラクターの渡辺一夫(1963年生まれ農学博士)です。

自分はこの人の著作を読んで、面白かったので同じ著者の別の本を探そうと思ったら違う渡辺さんと混同しました。

樹木ごとの特徴や、小咄などを面白おかしくまとめている本が多いので、街路樹が気になった時などはこの渡辺さんの本を読みましょう。

個人的には最近読んだ『アジサイはなぜ毒を貯めこむのか』が気に入っている。


アジサイはなぜ葉にアルミ毒をためるのか (樹木19種の個性と生き残り戦略)

石ころに詳しい渡辺一夫

3人目は、石ころに詳しい渡辺一夫(1941年生まれ、フリーライター)です。

著者はフリーライターをしつつ、全国の河原の石ころを収集し、その違いや特徴をまとめた著作をいくつも出版しています。

石ころの種類ってこんなにあったのかーとかこの地形はこういう石ころが拾えるのか、といった情報を図解込みで知ることができます。

著者は元々釣りが好きでそこから石ころに目覚めたそうです。

釣りの待ち時間が暇な人にもおススメ。


素敵な石ころの見つけ方 (中公新書ラクレ)

終わりに

Amazonではすべての渡辺一夫がごっちゃに出てくるので、何この人マルチタレントかよ…と思いましたが、さすがに違いました(笑)。

いや、でも森林インストラクターの渡辺さんと石ころマスターの渡辺さんは分野も近いし、もしかして、と思ってしまったのも無理はないはず。(言い訳)

まあ、同じようにミスする人が少しでも減るように願っています。

「渡辺一夫といえば、フランス文学と森林と石ころに詳しい人だな」とかドヤるとかなり恥ずかしいので(笑)


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