本記事では漫画「ひぐらしのなく頃に」シリーズの刊行情報を解説します。
読む順番を間違えると盛大なネタバレを食らうシリーズなので間違えずに読んでいきましょう。
ではまずはどんなシリーズなのかを解説します。
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目次
『ひぐらしのなく頃に』シリーズとは？
『ひぐらしのなく頃に』とは同人サークル『07th Expansion』が2002年夏にコミックマーケットで発売したゲーム作品、及びそこから派生したアニメ・漫画シリーズです。
ジャンルは和風ホラーで、雛見沢村に引っ越してきた主人公が、田舎の因習に起因する連続殺人に巻き込まれる内容となっています。
事件が起こる出題編と、その犯人や意外な真実が明かされる解答編に分かれているのが特徴です。
萌え系美少女キャラクターが多数登場するハーレムものと見せかけ、彼女たちの狂気を帯びた本性や壮絶な過去が暴かれていく展開に、戦慄した人も多いのではないでしょうか。
ヤンデレ好きにはたまらない作品となっており、現在に至るまでメディアミックスが盛んに行われています。
『ひぐらしのなく頃に』の漫画読む順番（刊行順）と新刊情報
『ひぐらしのなく頃に』シリーズはこれまでにシリーズがいくつも出ています。
具体的には１６シリーズが出ております。
- 鬼隠し編
- 綿流し編
- 祟殺し編
- 暇潰し編
- 目明し編
- 罪滅し編
- 皆殺し編
- 祭囃し編
- 鬼曝し編（番外編）
- 現壊し編（番外編）
- 宵越し編（番外編）
- 心癒し編（番外編）
- 賽壊し編（番外編）
- 昼壊し編（番外編）
- 語咄し編（アンソロジー）
- ひぐらしのなく頃に業
また、語咄し編（アンソロジー）、「ひぐらしのなく頃に業」を除くシリーズには、それぞれに
出題編、回答編、番外編
があり、これらは連動しているのでこの順番で読んでいく必要があります。
つまりこうです↓
- 1.出題編（鬼隠し編→綿流し編→祟殺し編→暇潰し編）
- 2.解答編（鬼滅し編→目明かし編→皆殺し編→皆殺し編→祭囃し編）
- 3.番外編（鬼曝し編→現壊し編→宵越し編→心癒し編→賽壊し編→昼壊し編）
- 4.ひぐらしのなく頃に業
語咄し編はアンソロジーなのでどのタイミングでも可ですが、出題編と解答編に目を通して人間関係を把握しておくとより楽しめます。
『ひぐらしのなく頃に』出題編（鬼隠し編・綿流し編・祟殺し編・暇潰し編）の概要
雛見沢村に転校してきた中学生・前原圭一は、新しくできた友人たちと部活に励んでいました。しかしカメラマンの富竹次郎と出会い、雛見沢村がダム建設予定地だった頃に陰惨な殺人事件が起きたと知らされます。
圭一は事件の詳細を仲間たちに問い質しますが、何故か全員が「知らない」ととぼけきりました。
これを皮切りに圭一の周辺では失踪や殺人が相次ぎ、友人の竜宮レナ、園崎魅音、古手梨花、北条沙都子らの不審な言動が目立ち始めます。はたして雛見沢村にはどんな秘密が隠されているのでしょうか？
1.鬼隠し編
2.綿流し編
3.祟殺し編
4.暇潰し編
『ひぐらしのなく頃に』解答編（鬼滅し編・目明かし編・皆殺し編・皆殺し・祭囃し編）の概要
出題編で提示された事件の真相が暴かれるのが解答編です。
- 鬼隠し編→鬼滅し編
- 綿流し編→目明かし編
- 祟殺し編→皆殺し編
- 暇潰し編→皆殺し編＋祭囃し編
というふうに対応し、祭囃し編がシリーズ通しての完結編。
雛見沢症候群の実態や一連の事件を裏で手引きしていた黒幕が発覚し、圭一たちが結束して大団円に至るのが祭囃し編です。
雛見沢村で起きた惨劇に、圭一は仲間と力を合わせ立ち向かいます。調査を進めた結果、雛見沢村には雛見沢症候群と呼ばれる風土病が蔓延しているのが判明。部活の仲間たちのおかしな言動は、雛見沢症候群による幻覚や被害妄想が原因でした。
さらに古手梨花は何度もこの世界をループしており、雛見沢村で起きた連続殺人の黒幕に辿り着かない限り、惨劇の連鎖は止まらないと示唆します。
はたして圭一たちは黒幕の正体を突き止め、仲間と笑い合える楽しい日々を取り戻せるのでしょうか？
『ひぐらしのなく頃に礼』番外編（鬼曝し編・現壊し編・宵越し編・心癒し編・賽壊し編・昼壊し編）の概要
こちらは出題編・解答編の後に読んでください。ネタバレを含みます。
内容は後日談や前日談、あるいはスピンオフなどで、園崎詩音など特定のキャラクターに焦点を当てた短編も描かれました。
鬼曝し編は雛見沢村出身の一家が惨劇に巻き込まれる話で、圭一をはじめとする部活メンバーは出てきません。
宵越し編は昭和58年の惨劇を経た平成18年、廃村と化した雛見沢村を訪れた青年の視点で綴られます。
『ひぐらしのなく頃に 業』の概要
2020年に放映されたアニメ『ひぐらしのなく頃に 業』のコミカライズです。リメイクと思いきや実は新作で、意外性あふれるオリジナル展開がファンを湧かせました。
昭和58年の惨劇を乗り越えたはずの古手梨花が、またしてもループに巻き込まれ、富竹の失踪から始まる殺人事件の当事者となります。
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小説版「ひぐらし」の読む順番は？漫画と大体同じ
ちなみに小説版も出ています。
小説版は漫画版と内容は同じで、より順番がわかりやすくなっています。
本編
刊行作品はこんな感じで、無印→解→礼の順で読めばOK。その他の番外編はその後に読むとよし！
ひぐらしのなく頃に（全7巻、2007~2008）
- 1.第一話 鬼隠し編（上）
- 2.第一話 鬼隠し編（下）
- 3.第二話 綿流し編（上）
- 4.第二話 綿流し編（下）
- 5.第三話 祟殺し編（上）
- 6.第三話 祟殺し編（下）
- 7.第四話 暇潰し編
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ひぐらしのなく頃に解（全9巻、2008~2009）
- 第一話 目明し編（上）
- 第一話 目明し編（下）
- 第二話 罪滅し編（上）
- 第二話 罪滅し編（下）
- 第三話 皆殺し編（上）
- 第三話 皆殺し編（下）
- 第四話 祭囃し編（上）
- 第四話 祭囃し編（中）
- 第四話 祭囃し編（下）
ひぐらしのなく頃に礼（全1巻）
賽殺し編 2009年
番外編
番外編は特に順番はないです。ただ本編後の方がネタがわかって良いかも！
- ひぐらしのなく頃に アンソロジーノベル（７巻）
- ひぐらしのなく頃に ノベルアンソロジー（２巻）
- ひぐらしのなく頃に外伝 猫殺し編（１巻）
- ひぐらしのなく頃に 語咄し編（１巻）
- ひぐらしのなく頃に祭 橋渡し編（１巻）
- ひぐらしのなく頃に祭 羞晒し編（３巻）
- ひぐらしのなく頃に 蔵出し編（１巻）
- ひぐらしのなく頃に 蔵出し編・続（１巻）
- ひぐらしアウトブレイク（１巻）
- ひぐらし。（２巻）
- なごみ文庫の本編シリーズ（３巻）
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『ひぐらしのなく頃に』シリーズのアニメ化版観る順番まとめ
『ひぐらしのなく頃に』アニメは2006年に第1期が、2007年に第2期が放映されました。第3期にあたる『ひぐらしのなく頃に 礼』はOVAで発売されています。
| ひぐらしのなく頃に （アニメ1期） |
2006年 | 出題編 | 鬼隠し編 |
| 綿流し編 | |||
| 祟殺し編 | |||
| 暇潰し編 | |||
| 2007年 | 解答編 | 目明し編 | |
| 罪滅し編 | |||
| ひぐらしのなく頃に解 （アニメ2期） |
厄醒し編 | ||
| 皆殺し編 | |||
| 祭囃し編 | |||
| ひぐらしのなく頃に礼 （アニメ3期・OVA） |
2009年 | 番外編 | 皆殺し編 |
| 賽殺し編 | |||
| 昼壊し編 | |||
| ひぐらしのなく頃に煌 （アニメ4期・OVA） |
2011年 | 罰恋し編〜喜〜 | |
| オリジナル | 妖戦し編〜努〜 | ||
| オリジナル | 結縁し編〜愛〜 | ||
| オリジナル | 夢現し編〜楽〜 | ||
| ひぐらしのなく頃に 業 （アニメ5期） |
2020年 | 出題編 | 鬼騙し編 |
| ひぐらしのなく頃に 卒 （アニメ6期） |
2021/7～ | 解答編 |
2020年にはシリーズの新作である『ひぐらしのなく頃に 業』がスタート。2021年7月には解答編の『ひぐらしのなく頃に 卒』が開始予定です。
2008年には及川中監督による実写映画が公開。2016年5月にBSスカパー!にて、全6話でドラマ化されました。
『ひぐらしのなく頃に』シリーズが好きな人におすすめしたい作品
以上、『ひぐらしのなく頃に』を読む順番とメディアミックス情報をご紹介しました。
本作の魅力は萌え系の美少女キャラが突如豹変し襲いかかってくる、心臓に悪い展開にありますよね。
可愛らしい絵柄と凄惨な殺人・拷問シーンの落差にも注目してください。
本作のキーパーソンとして活躍する梨花が、ループの都度カケラを集め、事件の全貌を炙り出していく大詰めにもハラハラしました。
最後に『ひぐらしのなく頃に』が好きな方へ、おすすめの漫画をご紹介します。
『籠女の邑』
Cuvieによる和風ホラー漫画。
大学生二人組が山奥の奇妙な村で美しい姉妹と出会い、惨劇に巻き込まれていきます。
肉感的でエロティックな絵柄と、和風ホラーな雰囲気がよくマッチしていました。『ひぐらしのなく頃に』のドロドロ感が好きならおすすめしたいです。
『辱』
窪茶によるカニバリズムを扱ったホラー漫画。
心霊体験を求めて山奥にやってきた大学生グループが、女しかいない謎の村に誘い込まれ、恐ろしい体験をします。
『骨が腐るまで』
内海八重によるサスペンス漫画。
11歳の夏に殺人を犯した中学生5人組が、何者かの脅迫を受けて理不尽な指令を実行していきます。
疑心暗鬼が渦巻いて破綻をきたす人間関係が『ひぐらしのなく頃に』を彷彿とさせました。
という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました！
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。
