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『猫と竜シリーズ』のあらすじ読む順番まとめ

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アマラさんの著作『猫と竜シリーズ』のあらすじと読む順番をまとめていきます。

よろしくお願いいたします。

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アマラ『猫と竜シリーズ』のあらすじ

まずはアマラ『猫と竜シリーズ』のあらすじを紹介していきます。

cat-and-dragon

この物語では猫に育てられた竜と、竜を育てる猫、そして人間たちが登場します。

魔獣が跋扈する森の奥に、一匹の火竜が舞い降りた。竜は一つの卵を産み落とし、土に埋め、狩りにでかけ、命を落とした。
その卵の上に、一匹の猫がやってきた。猫は埋まった卵の上で子猫を生み、子猫たちは知らずと竜の卵を温め続けた。
竜の子が孵ったのは、子猫たちが生まれてから四日後のことであった。
猫たちは、ちょっと変わった「空を飛び火を噴く猫」を、家族に加えて生きていく。

ドラゴンはやがて育ち、逆にネコを育てる立場になり「羽のおじちゃん」と呼ばれ慕われています。

王道冒険ファンタジー!というよりは、日常系ファンタジーといった感じで、温かく、ちょっと切ない、そんなテイストが魅力です。

https://nicoichi-read.com/nekotoryu3/

元々は「小説家になろう」で連載されていた人気作が書籍化したもので、コミックス化もなされています。

以下では小説版、漫画版での読む順番を見ていきましょう。

『猫と竜シリーズ』の読む順番まとめ

続いては『猫と竜シリーズ』の読む順番をまとめていきます。

現在刊行中の作品は以下の通り。

1.猫と竜 (宝島社文庫)

 

2.猫と竜 冒険王子とぐうたら少女 (宝島社文庫) 文庫 – 2018/1/11

 

3.猫と竜 猫の英雄と魔法学校 (宝島社文庫) 文庫 – 2019/10/4

ではそれぞれの各巻のあらすじを簡単に紹介していきます。

第1巻:猫と竜

まずはシリーズ第1巻の「猫と竜」です。

こちらでは森で暮らす竜、通称「羽のおじちゃん」とそこで暮らす猫たちが描かれます。

他にも森を出て人間と関わる猫たちもいて・・・

というお話。まずは世界観に慣れる第1巻!

 

第2巻:猫と竜 冒険王子とぐうたら少女

続いては第2巻の「冒険王子とぐうたら少女」です。

こちらでは森を出て、王子の世話役になった黒猫が王子の家出につか合わされます。

他にも白猫は孤児院で少女に魔法を教えようとするも少女のモチベーションは低くて・・・

といった話が入っています。

 

第3巻:猫と竜 猫の英雄と魔法学校

続いては第3巻の「猫と竜猫の英雄と魔法学校」です。

こちらでは、第2巻でも登場の孤児院に身を寄せる白猫が、魔法の才能はピカイチだけど、めんどくさがりでやる気のない少女を、今度はなんとか魔法学校に入れようと画策します。

それ以外にも森でハチと戦うことになった猫たちの戦いとか色々詰まっています。

 

コミック版『猫と竜シリーズ』の読む順番

続いてはコミックス版です。

コミックス版としては以下の3巻が刊行中!

1.猫と竜1

 

2.猫と竜2

 

3.猫と竜3

 

猫と竜シリーズの魅力!なにこの世界観!

「猫と竜 猫の英雄と魔法学校」をシリーズ初見で読んで感じた感想を書いていきます。

ポイントは以下の3点です。

  • 猫と魔法と竜という世界観を活かしきっている!
  • ワードまで猫仕様!気合入ってる猫目線!
  • 世界を巻き込まない!静かでささやかなストーリー

ちょっと意味不明だと思うので、それぞれ解説します。

なにその世界観!猫と魔法と竜という発想よ

まず一つ目は世界観です。

この物語では、竜の卵が産み落とされたところに、偶然猫の巣が作られ、猫として育てられた竜と、兄弟として育った猫の子孫たちが共存しているというのがコンセプトとなっています。

で、竜がいるので当然魔法とかもあるんですが、この世界観が独特なんです。

例えば、人間は綿密な術式や詠唱を用いる緻密で重厚広大な人間の魔法を使い、猫は直感的で素早い猫の魔法を使う、というように種族差が明確

さらには森の覇者であるクマも6本足で火を吹いたりと、世界観全体のインフレ具合がいい感じに調整されています。

こんなん猫と竜っていう組み合わせの設定だよりだな!と思ってたら、すごい世界観が作り込まれてて、ビビります

キャラクターとか種族まとめました↓

https://nicoichi-read.com/nekotoryu-character/

ワードまで猫仕様!気合入ってる!

2つ目のポイントは、猫愛です。

この物語の特徴として、実は猫以外にも犬とかもいて猫だけに特化した世界観ではないんですが、その中で敢えて猫に焦点を当てました、という感じがあります。

で、この猫への焦点の当て方が徹底してて、例えば、「頭数が必要」とかの表現が、猫が喋る場合には、「猫数が必要」とかにいちいち変換されているんです。

例えば以下のような表現があります。

  • ・酒⇨マタタビ
    例:マタタビもいける口
  • ・手を借りる⇨前足を借りる
    例:○○親分の前足を借りるとしよう
  • ・助っ人⇨助っ猫

都会育ちで猫じゃらしを見たことがなかった猫が、旅行で初めて森の猫じゃらしを見て、無我夢中でパンチを繰り出して、結局森に移住を決めた話とか、そんな感じの猫目線の世界観の完成度が高いです。

世界を巻き込まない!静かに進むストーリー

3つ目はプロットというか、ストーリーの進み方のさりげなさが個人的には気に入っています。

この猫と竜シリーズは、基本的にはラノベ調で、ちょっとした冒険や事件を解決して終わり、みたいな短編集なんですが、世界観としてちょっと切ない雰囲気が漂っているのが特徴です。

オチが悲しいとかではないんですが、風景として全体に風が流れているような、カントリー調の音楽がバックで流れているような、そんな感じのサラサラとした世界観があるんです。

魔物には魔物の生活や常識があり、人間には人間の常識がある、みたいな一歩引いた視点から全体を俯瞰しつつ、再び猫や人間や竜に焦点を当てていきます。

なので、独特な世界観ながらも万人受けしそうな間受けの広さがあって、読むと世界観が広がるようなそんな効果もある小説で、勉強になりました。

猫と竜シリーズの種族とキャラクター!個性豊かな登場人物たち

最後に種族とキャラクターをまとめていきます。

猫と竜シリーズは、竜や猫が言葉を話し、人も獣も魔法が使える世界観です。

猫と人が共存する国とか猫と竜が共存する森とかが出てきて、魔法としても人間の魔法、猫の魔法というように分かれています。

種族

まずは登場する種族ですが、以下のような種族がいます。

  • 猫(森の猫、ケットシー)・・・森に住む猫。魔力は高くないが、直感的な魔法を駆使する。猫として育てられた竜が守護神として猫たちを守っている。昔は人間に狩られていたが、ある出来事をきっかけに友好関係を築いており、人間と友達になる猫も多い。
  • 竜(火吹き竜)・・・かなり強力な種族。火の魔法を操り、体は硬い鱗で覆われている。森で猫として育てられた竜(羽のおじちゃん)は、竜の魔法だけでなく、猫の魔法をも操る。
  • 人間・・・いいやつと悪い奴がいる。呪文や術式を要する魔法を使えるものもおり、中には猫の魔法を操るものもいる。
  • グレーターデーモン・・・上級悪魔。魔界に住む種族。ままにゃんこに育てられたグレーターデーモンは魔法学校のダンジョンの管理人をさせられている。
  • イヌ・・・人と共に暮らし、人のお使いとかをすることに喜びを感じる。猫が代わりにお使いをしてると役割がなくなったように感じ、ちょっと悲しくなる。
  • 森のクマ・・・森の覇者。6本足で火球を放ったり強化された肉体で暴れまわったりする。猫の天敵で、かつて猫1匹でクマに勝った黒猫は猫の英雄と崇められた。サイズが大きいほど強い。
  • スカルホーネット・・・骸骨のような模様を持つ大型のハチ。クマによく巣を荒らされ、巣を移転する。
  • ネズミ・・・森の猫の主食。

登場人物

では続いては、登場人物をまとめていきます。

第3巻まででは以下のようなキャラたちが登場しています。

◆ままにゃんこ系列

  • ・ままにゃんこ・・・竜(羽のおじちゃん)や悪魔(角のおじちゃん)を育てた最強の猫。魔法学校の校長。人間のおばちゃんたちと最近仲良し。
  • ・羽のおじちゃん・・・猫として育てられた火吹き竜。森の猫たちを守護する。とある出来事があり、人間が嫌い。
  • ・角のおじちゃん・・・羽のおじちゃんの兄弟として育てられたアークデーモン。魔法学校のダンジョンの管理人を務める。
  • ・黒猫(クロバネ)・・・かつて1匹でクマを仕留めた猫の英雄。人間の王子と共に旅をする。割とストイック。
  • ・白猫(シロタエ)・・・ガリーと共に孤児院で暮らす猫。ガリーの才能を見込んでいて、何とかやる気になってほしい。割と世話焼き。

◆森の猫たち

  • ・ヤジュウロウ・・・流れ猫。腕が立つ。
  • ・モシャモシャ・・・猫じゃらし畑を管理するものに授けられる称号。何代目モシャモシャと呼ばれる。
  • ・四代目モシャモシャ・・・手練れ猫。チークロやハイブチ、ヤジュウロウと同世代。昔はワルかった。
  • ・チークロ・・・手練れ猫。動植物への知識も豊富。普段は湖のほとりに住む。
  • ・ハイブチ・・・手練れ猫。普段は都会ねこに紛れてる。
  • ・ポムポラ・・・老猫。昔は都会猫だったが、猫じゃらしの魅力で森に移住した。三代目モシャモシャの盟友。

◆人間

  • ・ガリー・・・猫の魔法を使える少女。才能は有り余っているがそれ以上にめんどくさがりで、白猫の悩みのタネ。
  • ・クルルカ・・・魔法具を作るのを得意とする少女。ガリーと同じ魔法学校の同室。駆竜のクロウを使い魔にする
  • ・スタン(王子)・・・黒猫を連れて家出放浪中の王子。魔法と剣術を駆使して戦う。冒険好きでトラブルメーカー。師匠は黒猫。
  • ・マルコット・・・鍛冶屋。鍛冶以外は割とだめ。

◆その他生物

  • ・クロウ・・・地面を走る駆竜。人間に興味があり、人間の本とかをよく読む。クルルカに召喚され、使い魔になった。

終わりに!設定の面白い「猫と竜シリーズ」をぜひ読もう!

ここまで簡単にではありますが、『猫と竜シリーズ』について紹介させていただきました。いかがだったでしょうか。

猫と竜というコンビは新しいですが、それ以上に世界観の独特さが魅力の作品です。

ぜひ読んでみてください。ではまた。良い読書ライフを!

動画版↓

原作のなろう版↓

猫と竜|小説家になろう

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シリーズ本をまとめる本好き
たkる
たkると申します。大学生のとき読書に目覚めてそれからは年100~300冊くらい読んでます。 読書傾向は乱読で、本を買っては読み、読んでは書き、を繰り返しています。 本サイトではシリーズものの小説や読書グッズのおすすめをメインに紹介していきますのでよろしくお願いいたします。
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