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メンタリストDaiGoの『逆転の発想術』【書評】

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メンタリストDaigoの『逆転の発想術』を読みました。

ピンチをチャンスに、欠点を長所に変えるための捉え方と方法論の本でした。

「(逆転の発想なんて)いうのは簡単だけど実際できないし、そんなことしても意味はないよ」

そう思う人こそメンタリズムで誘導されるべき人と著者は言います。

思い込みが強く、盲点が多く、そして頑固

そんな人にこそ、逆転の発想が必要です。

では以下に本書を読んで面白いと思った点をいくつか紹介していきます。

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欠点を先に伝えるメリットとは

本書では、プレゼンにおいて欠点を先に伝えるという逆転の発想が紹介されています。

先に欠点を伝えることで、信用や共感を得やすく、また、ストーリー的にそこから長所のプレゼンに入りやすいのがメリットです。

テレビ通販でサングラスを2000万本以上売ったシュガーマンというセールスマンは、

「このサングラス、ダサいでしょう?」

から話を始めたそうです。

(「でも、こんなすごい効果が~」と続ける)

 

自分の紹介も欠点から入る

この欠点を先に述べるというプレゼン技法を応用して、自己紹介においても欠点から先に入るのがオススメです。

例えば「服のセンスがまるでなくて見てくれは悪いですが、ショッピングに出かけなかった分、料理は得意です」とか、「押しが強く、頑固なところが欠点ですが、その分ヘコまないのでバシバシ鍛えてもらえたら伸びるタイプだと思います」など。

欠点と長所をうまいこと組み合わせて自己紹介をすると、相手の印象に残りやすくなります。

ちなみに最後にいいことを言って終わった方が印象もよいので、そういった意味でも先に欠点を述べるやり方は効果的です。

第一印象はニーズに合わせる

人は出会って数秒で相手の第一印象を決めてしまうそうなので、相手の第一印象をよくするには準備が必要です。

よい第一印象を与えるためには、そもそも相手がどういう第一印象の人間を求めているかをリサーチする必要がある、と著者は言います。

異業種交流会などのパーティーなどではつながりたい相手と似た服装をする、などもコツです。

もし10万円の仕事を取りたいなら10万円の仕事をしている人と同じ服装を、100万円の仕事を取りたいなら100万円の仕事をしている人と同じ服装を心がけましょう。

また、多くの人と出会う場で、効果的に相手の記憶に自分の印象を残すコツは、敢えて盛り上がってるときに席を外すというのも1つの手です。

人は完結したものより完結していないものの方が印象に残る心理学的効果(ザイガニック効果)があり、かつ「こないだの話の続きを、、」というと次に繋げやすいのでおすすめです。

記憶は文字だけでなく視覚情報も

本書では具体的に著者自身が行ってきた勉強法などについても語られており、その中で記憶術の話が面白かったので紹介します。

著者は、中学時代ノートを取ってそれを覚えるときに、24色ボールペンで色分けして覚えていったそうです。

視覚情報は文字に比べて情報量が多いので記憶に引っかかりやすいため、24色ボールペンで植物っぽい名前は緑色、水っぽい名前は青色みたいにマークしていくと、「あーあの青い文字のやつだから、海系の名前で・・・あそうだ徳川家康か!」みたいに思い出しやすくなります。

著者は覚えるだけでなく思い出す訓練も必要といっており、いろいろな切り口から情報を入れておくと思い出しやすくなるのでオススメです。

…確かに歴史とかの試験中とかで答えが出ないときって大抵は全く知らないというよりも、覚えているけど思い出せないという感じの時が多い気がするので、思い出し力は重要ですね

 

安定を求めるより、不安定でも安心できるようにせよ

「変化の早い現代で不変の安定を求めるのはナンセンス。それならいっそ、不安定な状態でもバランスを崩さず、変化に対応していける力をつける方が効果的。変化になれれば変化は怖いものではなくなる」と著者はいっています。

確かに無限に変化できる自信があるなら、別に一つの場所で安定しているメリットはなくなりますね。

まさに逆転の発想だな!と思いました。

空気を読むべきという幻想

空気が読めないのは問題だが、空気を読んだ上でそれに従うかはまた別問題。
そもそも空気を読んで行動すべき、ということ自体が自分、または集団全体にある思い込みではないか?と疑え。

最初に行動して場の空気を自ら作ってしまうという高等テクもある。

カリスマになるための3つの条件

カリスマの条件は、

1.卓越した能力・才能
2.空間演出能力
3.あらゆることを雄弁に語れる知性

の3つだそうです。

口うるさい親を黙らせる方法

「宿題はしたのか」とか、「学校の勉強についていけているのか」などを口うるさく言われて困っているときの対処法は自分から報告することです。

「今日は●●の法則を習って、その定理というのはこうやって証明されていて、これを使ってこんな問題が解ける!」

みたいに習った内容を事細かに報告すれば、親がついていけずにウンザリするので、聞いてこなくなるという流れ。

ウンザリさせる以外にも、相手の求める情報を先に出せば満足して聞いてこなくなるため、上司などにはしっかり自分から報告するようにしましょう。

終わりに

本書は逆転の発想で、人生を逆転するためのアイデアがたくさんあります。

著者自身が実行してきた実績ありの方法も多く、なるほどな!と思うものが多いです。

ちょっと行き詰っているという人はぜひ本書を読んで、逆転の発想をみにつけてみてはいかがでしょうか。

 

 

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たkると申します。大学生のとき読書に目覚めてそれからは年100~300冊くらい読んでます。 読書傾向は乱読で、本を買っては読み、読んでは書き、を繰り返しています。 本サイトではシリーズものの小説や読書グッズのおすすめをメインに紹介していきますのでよろしくお願いいたします。
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