今村翔吾さんのオススメ小説まとめていきます。
目次
新規気鋭の小説家・今村翔吾さんとは何者なのか
作品を知るにはその作家のバックグラウンドしらねばならない!ということで、まずは作者の今村翔吾さんについてその経歴を簡単に見ていきましょう。
今村翔吾さんは、1984年生まれの京都出身の人物で、元々作家になる前はダンスインストラクターや作曲家、埋蔵文化財調査員などを経て作家になったという変わった経歴の持ち主。(wikiより)
デビュー作は人気シリーズとなっている羽州ぼろ鳶組シリーズの第1作『火喰鳥』で、2017年にデビューを果たすと、次々と新刊を発表し、2019年1月現在で2つのシリーズ+単発作品で、計13作品を刊行中という今もっとも勢いのある作家のひとりです。
さらに2019年2月27日に発売予定の新刊『てらこや青義堂、師匠走る』を発表し、こちらも発売前から注目を集めていきます。
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今村翔吾さんのオススメ小説まとめ
それではここからは、そんな今村翔吾さんの著作のおすすめを概要付きで紹介していきたいと思います。
紹介する作品は以下の4つです。
・今村翔吾の主力シリーズ!火消しを描く『羽州ぼろ鳶組シリーズ』
・江戸からの失踪を手助け!『くらまし屋稼業シリーズ』
・直木賞候補の単発作『童の神』
・高校生×生花バトル!『ひゃっか』
それぞれ見ていきましょう。
・今村翔吾の主力シリーズ!火消しを描く『羽州ぼろ鳶組シリーズ』
まずは、江戸の火消しと放火魔たちの戦いを描いた今村翔吾作品の表のエース『羽州ぼろ鳶組シリーズ』です。
この作品は、かつて「火喰鳥(ひくいどり)」の二つ名で伝説の火消しといわれていたが、とある事件を引退中の主人公・松永源吾を主人公にしたシリーズ作品。
この源吾が羽州新庄藩にやとわれ、予算も少なく、メンバーも寄せ集めという状態から再び最強の火消し集団をつくっていく!というストーリーです。
メンバーも魅力的で一度挫折した人間ならではの深みがあり、また、敵としても多彩な放火魔たちが登場し、彼らとの戦いが描かれます。
火消しの番付(ランキング)とかもありスポーツマンがのような展開もあるという異例な時代小説。
2019年現在第7巻まで刊行中!
◆参考記事
・江戸からの失踪を手助け!『くらまし屋稼業シリーズ』
続いては、江戸の花形の火消しを描いた『羽州ぼろ鳶組シリーズ』を表のエースとした場合、たいして江戸の闇の部分を描いた裏のエースとも呼ぶべき作品『くらまし屋稼業シリーズ』です。
この作品では、現代よりも失踪が困難であった江戸において、ワケあって江戸から姿をくらましたい人たちの失踪を手助けする「くらまし屋」という裏稼業を描いています。
いわゆるアウトローの任侠系で、訳アリ客とこれまた訳ありなくらまし屋メンバーとの人間ドラマが魅力の作品です。
こちらもシリーズ化されており、2019年1月現在では第3巻まで刊行中。
・直木賞候補の単発作『童の神』
続いては単発作品になりますが、角川春樹小説賞を受賞し、直木賞候補にも名を連ねた『童の神』という作品がオススメです。
平安時代に存在した「童」(朝廷に属さない人間たち)を描いた作品で、彼らは自分たちが京都の人たちから虐げられていることに怒りを感じており、人間としての尊厳を取り戻すための戦いを仕掛けていきます。
歴史に忠実で、歴史上の人物などが登場するので勉強にもなると評判の作品!
・高校生×生花バトル!『ひゃっか』
最後は現代社会を舞台にした『ひゃっか』という作品。
この作品では、5分の即興生花で勝負を競う高校生の生花バトルを描いており、花を愛する女子高生・春乃と大衆演劇の花形・山城貴音のコンビが「花の甲子園」を目指して戦うという青春小説です。
王道にして爽やかなストーリーが魅力!
終わりに
オススメをまとめると言っておきながらついつい全作品をまとめてしまいました。まあ、全作品オススメということで詐欺ではないです(開き直り)
勢いがあって文章もうまい作家なので今後ますます伸びていくはず!
まだ未読の方は乗り遅れないうちにチェックしておきましょう!
さらに小説新潮では、『8本目の槍』という作品が連載中!こちらもいずれ単行本化されるはずなので要チェックです!

という機会は本好きには多いかと。
そこで本サイトでは300シリーズの小説のあらすじと読む順番を一覧で紹介しました。
さらに番外編情報、ドラマ化情報、漫画化情報も併せてまとめました!
この機に他のシリーズ本の読む順番を、確認してみてはいかがでしょうか。