雑談

人におすすめ本を聞くときに最低限いっしょに出して欲しい情報

「おすすめの本を教えて!」という話はわりとよくあります。

ただ、なんの前提もなくほとんど会ったこともない人からオススメ本を聞かれても最適な答えが出せずに困ることも。

これは自分の考えですが、世の中の本はいい本と悪い本があるのではなく、全ての本が誰かにとっては有益な本となり得ると思っています。

もしも、10人が読んで10人ともクソ本だ、と思っても1000人読めば10人くらいはいい本だと思う人がいるかもしれないし、100人中90人がいいと思う本でも、10人くらいはあまり良い本じゃないな、と感じたりすることもあるかなと。

つまり、誰に何を勧めるかというチョイスが重要で、自分の好きな本を教えることは必ずしもその人にとって良い本をおすすめできることにはならないと考えています。

なので、冒頭の話に戻ると、事前情報がない状態でおすすめの本を教えてと言われたら、なるべく名作と呼び声の高い、誰が読んでもそこそこ面白いと感じる確率の高い無難な本をおすすめすることになってしまい、もはや、Amazonの売れ筋ランキングを見ているのと変わらないような状況になってしまいます。

そこで自分が思うのは、人におすすめ本を聴く際には聴く側がより良い本をおすすめしてもらうために付随して提示すべき情報があるなということ。

と前置きはこのくらいして、今日はおすすめ本を聴く際にどんな付随情報をつければいいのか、について考えたのでその内容を紹介していきます。

まずは読みたい本の内容を具体的にイメージせよ

まずおすすめ本を聴く時に絶対に付けるべきとおもう情報は、どんな本が読みたいのか、というイメージです。

これがないともはや選びようがありません。

このイメージが具体的であればあるほどよいですが、曖昧でもいいのでイメージがあると、とんでもないミスマッチを避けられるのでありがたいです。

例えば、ふだん本を読まない人が言う「おすすめの本を!」という「本」には、小説以外が入っていない場合とかもあり得ます。

その場合ビジネス書とかを渡すと、「え、なにこれー、ものがたりじゃないー」となって、イメージと違うみたいなことにもなりかねません。

また、小説でも純文学系が読みたいのか、あるいはエンターテイメント系が読みたいのか、SF系が読みたいのか、とかジャンルが色々あるので、それとなく絞っていくと良いかなと思います。

ビジネス書と小説が両方入った本↓

 

次に普段読む本についての情報が欲しい

次に欲しいなと思うのが、いままでどんな本を読んできたのか、という情報です

これは実話なんですが、以前友人に「おすすめの本を教えてくれ!」と言われて、どんな本が読みたいのかと聞いていった結果、「小説はいまいち情報量が少なくて読んでもためになった気がしないから、もっと知識がつく本が欲しい」と言われました。

そこでよしきた!と思ってうんと情報量の塊みたいな本として立花隆の『ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊』という本を貸したところ、しばらくして「情報量が多すぎてむりだった」といって返却されました。

そのときは「お前が情報量多い本よこせというたんやんけ、ボケが」と思ったのですが、今思うと、その人のふだんの読書のジャンルより一気に深くしすぎたなという反省があります。

もし、普段どういう本を読むのか、という質問をしていて、比較的軽めなラノベ系がおおい、とかの事前情報があれば、おすすめする本もより最適なものにできたなと思います。

とまあ、こんな感じで、ふだんどんな本を読んでいるのか、という情報を知ることにより、その延長線上として、受け入れられやすい本をチョイスすることが可能となり重要です。

 

最後に予算と読書場所とペースについての情報があるとなおよし!

そして最後に確認すべきは、おすすめされる側の予算とか読書場所とかペースについての情報かなと思います。

これはいきなりちょっと説教くさい話になりますが、基本的に人におすすめを聞いておいて、それを読まないというのは礼儀としてほぼあり得ないなと思います。

それをすると、「なんやねん、こいつ、答え損やん」となって一発で信頼関係が崩れます。二度とおすすめを答えてもらえなくなっても文句は言えないくらい罪深いです。

とはいえ、「ちょっと軽い本をーと思ったらいきなり五千円くらいする文学全集を勧められた」とか、「シリーズが150巻くらいある本を勧められた!」となったら、予算的にも時間的にも厳しすぎる!みたいなこともあり得るかなと思います。

なので、確認すべきはかけられる予算と時間、そしてペースです。

予算に関してはオーバーしそうなときは、ブックオフで200円で売られてるよーとか、だいたいどこの図書館でも入っているよーとか、よければ貸そうかーである程度柔軟に対応できます。

390円の本↓

 

時間に関しては本の分量みたいなところで、ちょっと1冊軽く読みたいという人に、500ページくらいある長編本をおすすめしたりするのはやめたげましょう。

どうしても長編の魅力を伝えたい場合は、シリーズ本で1巻だけ読んでも面白いなと思うものをおすすめして、面白かった!となったところで「実は2巻もあるんだけど」と切り出すとよいです。

1冊で1374頁もあるという京極夏彦の『絡新婦の理』という作品もあります↓

 

最後にペースに関しては、どんな場所で読むつもりかーみたいなのをそれとなく聴くとなんとなくわかるはず。

「通勤時間でコツコツとー」とか「休みの日に一気に読みたい」とかでおすすめする本が変わるかなと思います。

たとえば、通勤電車でコツコツと読もうとしている人にプルーストの「失われた時を求めて」とかを貸すのはもはや嫌がらせなのでやめたげましょう。

 

まとめると、予算と時間とペースに合わせた最適本をおすすめするといい感じです。

◆終わりに

ここまで本のおすすめ本を聴く際に、付随して提示すべき情報として重要だと思うものをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

なんか途中から、本をおすすめする側の立場にシフトしていたような気もしますが、まあおすすめする側とされる側は裏表なので大事なことは同じですね。

まとめると、ポイントは以下の通り。

1.どんな本が読みたいかのイメージ

2.普段どんな本を読んでいるのかについての情報

3.かけられる予算と読む場所と読むペースについての情報

おすすめ本を聴く際や答える際にはぜひ、本記事で挙げた項目を確認していくと、よりよい本との出逢いに繋がるのではないかなと思います。

ぜひ試してみてください。

では今日はこの辺で。良い読書ライフを。

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