高田崇史の小説QEDシリーズの読む順番まとめ【本編+番外編】

高田崇史の小説QEDシリーズの読む順番まとめ【本編+番外編】

『QED百人一首の呪い』から始まる高田崇史の推理小説「QEDシリーズ」。

2011年に本編が完結し、現在は番外編がじわじわと出ているこのシリーズの読む順番とあらすじをまとめていきます。

高田崇史の推理小説「QEDシリーズ」とは

まずは「QEDシリーズ」とはどんなストーリーなのかというところから始めていきます。

薬剤師をしている主人公・桑原崇が、事件に巻き込まれつつも事件と共に、古文・歴史・人物に隠された謎を解くというストーリー。

日本史を使ったトリックなど、人文系にうれしい作品となっています。
科学系のトリックなどはたまにありますが、歴史系は珍しいですね。


QED 百人一首の呪 (講談社文庫)

例えば第1巻の『QED百人一首の呪QED百人一首の呪』では、百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された事件を通して、百人一首の謎に切り込んでいきます。

ミステリー小説を楽しみつつ、歴史についても詳しくなるという勉強にもなる小説というのが魅力です。

文体の特徴としては、主人公のうんちくがとにかく長いです(笑)
ただ、読み飛ばすと地味にトリックにかかっていたりもしてあとで引き返すはめになります(経験談)

高田崇史「QEDシリーズ」の読む順番

QEDシリーズとしては、現在、外伝を含めて20巻が刊行されています。

シリーズタイトルは全て「QED 〇〇」という形式のタイトルとなっていますが、実は本編と外伝があります。

外伝は3種類あってタイトルにventus(「風」の意)、flumen(「流れ」の意)、ortus(「始まり」の意)とつくのが特徴。

本編との違いとしては、ventusは本編よりももう少し手軽に読めるように作られた作品を目指しているとのことでちょっとライトな内容になっています。また、flumenはQED本編とventusのどちらにも属さないカテゴリーを集めた番外編で、時の流れを意識した作品が多いそうですね。

最新刊はortusとされていますが、時系列的には前巻の1年後に起きた事件と、学生時代の話の2本立てとなっており、この番外編のテーマについては不明。

これまでの刊行作品は以下の通り。

◆QEDシリーズ刊行順一覧(各リンクはAmazonに飛びます)

1.QED 百人一首の呪 (講談社文庫) (1998年12月)

2.QED 六歌仙の暗号 (講談社文庫) (1999年5月)

3.QED ベイカー街の問題 (講談社文庫) (2000年1月)

4.QED 東照宮の怨 (講談社文庫) (2001年1月)

5.QED 式の密室 (講談社文庫) (2002年1月)

6.QED 竹取伝説 (講談社文庫) (2003年1月)

7.QED〈龍馬暗殺〉 (講談社文庫) (2004年1月)

8.QED~ventus~〈鎌倉の闇〉 (講談社文庫) (2004年8月)

9.QED 鬼の城伝説 (講談社文庫) (2005年1月)

10.QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社文庫) (2005年8月)

11.QED 神器封殺 (講談社文庫) (2006年1月)

12.QED~ventus~御霊将門 (講談社文庫) (2006年10月)

13.QED 河童伝説 (講談社文庫) (2007年2月)

14.QED ~flumen~ 九段坂の春 (講談社文庫) (2007年8月)

15.QED 諏訪の神霊 (講談社文庫) (2008年1月)

16.QED 出雲神伝説 (講談社文庫) (2009年10月)

17.QED 伊勢の曙光 (講談社文庫) (2011年10月)

18.QED ~flumen~ ホームズの真実 (講談社文庫) (2013年9月)

19.QED ~flumen~月夜見 (講談社ノベルス) (2016年11月)

20.QED ~ortus~白山の頻闇 (講談社ノベルス)(2017年11月)

スピンオフ作品『毒草師シリーズ』

実はQEDシリーズにはスピンオフもあって、それがこの『毒草師シリーズ』です。

雑誌社「ファーマ・メディカ」の編集者である西田から持ち込まれる毒殺事件を主人公・御名形史紋が紐解くという物語。

ちなみにこの主人公の御名形史紋は本編の第11作『神器封殺』にて初登場しています。

現在全4巻が刊行中。

◆毒草師シリーズ

1.毒草師

2.毒草師 白蛇の洗礼

3.毒草師 パンドラの鳥籠

4.七夕の雨闇――毒草師――

 

エッセイ『試験にでないQED異聞』

ちなみに小説以外にもQEDシリーズ関連の作者エッセイが出ています。

それが、『試験にでないQED異聞』というやつで、作家生活20周年記念の短編集として「QED flumen」と「QED ortus」からそれぞれ1話ずつと、論理パズル「千葉千波の事件日記」シリーズから2話、その他を2話、そして書下ろしが1編という内容になっています。

書下ろしは、QEDシリーズの桑原崇と棚旗奈々が旅先で出会ったときの話とのことでシリーズファンは必見です。

ほかにも作者による自作解説エッセイもあるそうですね。

2019年1月11日発売!


試験に出ないQED異聞 高田崇史短編集 (講談社ノベルス)

終わりに

歴史とミステリーの融合という高田崇史「QEDシリーズ」についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

作者の高田氏は他にも鎌倉時代を描いた『時の時空シリーズ』などもあるので、歴史+ミステリー好きの人はぜひ読んでみてください。