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【完結?】森晶麿の黒猫シリーズ読む順番とあらすじまとめ!最新刊は白日のラビリンス

森晶麿さんの小説「黒猫の遊歩あるいは美学講義」から始まる黒猫シリーズの読む順番をまとめていきます。

たkる
たkる
24歳にして大学教授になった天才・黒猫と大学院生の女性(付き人)のコンビで謎を解いたり、青春をしたりするお話です!

\最新情報/

2020年9月17日に新刊「黒猫と歩む白日のラビリンス」が発売予定!要チェック!

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ではまずはそんな「黒猫シリーズ」のあらすじから見ていきましょう!

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森晶麿「黒猫シリーズ」とは?あらすじと作品の特徴を解説

黒猫シリーズとは、森晶麿の小説「黒猫の遊歩あるいは美学講義」から始まる一連の小説シリーズです。

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24歳にして大学教授になった若き天才、通称「黒猫」が、「付き人」の女性ポオと共に、不正確な地図の謎や学生の自殺の真相など、数々の謎に「美しい」答えを導き出すというストーリーとなります。

主人公の黒猫は「美しくない答えは真相ではない」とする変わり種探偵。

美しい真相というのは、人文学の恋愛観のことを指しているみたいで、確かに本書では、幻想的な恋愛模様が随所にちりばめられています

本シリーズは、付き人の名前にも使われていますが、エドガー・アラン・ポオの作品をちょくちょくリスペクトしている点が特徴です。

ちなみに、作品内でポーの作品のネタバレをしたとしてマナー違反では?と物議を醸した作品でもあります。

ネタバレが気になる人はポー作品を先に読んでおこう!

【完結?】黒猫の遊歩シリーズ読む順番!最新刊はディストピア

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では、そんな黒猫シリーズの読む順番を紹介していきたいと思います。

黒猫シリーズの読む順番は以下の通りです。※リンクはあらすじに飛びます

1~6巻は一続きの学生編、第7巻の『黒猫のいない夜のディストピア』だけポウが社会人になっているので、続編的なイメージです。

ちなみに最新第8巻はここから読んでもOKな作りとのこと!

ちなみにこのシリーズなんですが、いつ完結してもおかしくない・・みたいな終わり方をしがちなのも特徴。

たkる
たkる
最近新刊が出ないけど多分完結はしていない・・・はず?

でも作者の森さんはnoteで「今後も黒猫シリーズをお願いしますと言われたときは、(中略)「これで最後でもかまうものか」という気持ちで書いてはいる。」と言っていていつ終わってもおかしくはない・・・。

では、それぞれのあらすじについて簡単に紹介していきたいと思います。

1.黒猫の遊歩あるいは美学講義

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シリーズ第1巻となる『黒猫の遊歩あるいは美学講義』では、

  • でたらめな地図に隠された意味
  • しゃべる壁に隔てられた青年

など日常にひそむちょっと変な謎から変死事件まで全6つの謎を解き明かしていきます。

ミステリーというよりも独特の世界観で美を楽しむ作品という色合いが強く、従来のミステリーを期待するとびっくりするかも!

第1回アガサ・クリスティー賞受賞作です。

 

2.黒猫の接吻あるいは最終講義

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シリーズ第2巻となる『黒猫の接吻あるいは最終講義』は、長編小説です。

バレエ『ジゼル』を鑑賞中にダンサーが倒れるハプニングに遭遇した黒猫らは、以前にも同じ演目でバレリーナが死亡する事故が起きていたことを知り、調査に乗り出します。

黒猫の過去についても少しずつ語られ・・・

というストーリー。

 

3.黒猫の薔薇あるいは時間飛行

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シリーズ第3巻となる『黒猫の薔薇あるいは時間飛行』では、黒猫がフランスに留学に行きます。

本作のテーマは植物となっており、付き人と黒猫の長距離恋愛のもどかしさ的なのもサブテーマとなっています。

ファンの中でも評価の高い1冊です。

 

4.黒猫の刹那あるいは卒論指導

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シリーズ第4巻となる『黒猫の刹那あるいは卒論指導』は、第1巻の3年半前の物語。

大学4年生で進路と卒論で悩む付き人と、同じゼミの先輩である黒猫との出会いから、付き人の卒業までの短編集となっています。

大学生編ということで、舞台も身近になり取っつきやすい作品です。

 

5.黒猫の約束あるいは遡行未来

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シリーズ第5巻となる『黒猫の約束あるいは遡行未来』では、時系列は元に戻り第3巻の続きとなります。

フランス滞在中の黒猫は恩師の依頼でイタリアの〈遡行する塔〉の調査に向かいます。

一方の付き人も、学会でイギリスに渡ることになり・・・

付き人が研究分野で猛烈に黒猫に追いつきつつあることを感じられる巻です。

 

6.黒猫の回帰あるいは千夜航路

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シリーズ第6巻となる『黒猫の回帰あるいは千夜航路』は、第一部の完結編です。

パリで大規模な事故が発生し黒猫の安否が気になる付き人。ペルシャ美学の教授が失踪したとの情報を受け、独自で調査に乗り出します。

QRコードから読めるおまけ短編も甘々です。

 

7.黒猫のいない夜のディストピア

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2018年12月8日発売の第2部です。

大学院修了後に博士研究員となった付き人が、自分そっくりな女性と遭遇し、それを学部長の教授に相談すると話は思わぬ方向へ進みだし・・・

というストーリーです。

 

8.黒猫と歩む白日のラビリンス

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続いては2020年9月17日発売の最新刊「黒猫と歩む白日のラビリンス」です。

こちらでは大学図書館に降ってくる本の謎など、5つの事件を黒猫と付き人が挑んでいきます。

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比較的紛らわしいシリーズ(黒猫探偵、黒猫の夜におやすみ)

ちなみに森氏の作品とは関係ないんですが、紛らわしいシリーズとして、アリ・ブランドンさんの『黒猫探偵シリーズ』というのがあります。

こちらは本物の黒ネコが出てくるシリーズなのでお間違えのないよう気を付けましょう。

あとは、三國 青葉さんの『黒猫の夜におやすみ~神戸元町レンタルキャット事件帖~ (双葉文庫)』という作品も、「タイトルに黒猫+若い男女が表紙」でかなり紛らわしいですが、別著者の別シリーズです。

 

終わりに!じれったい恋愛模様と美しい世界観の黒猫シリーズをぜひ読もう!

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ここまで、森晶麿の黒猫シリーズ読む順番とあらすじをまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

黒猫シリーズと聞いて、動物の黒ネコが主人公の『三毛猫ホームズ』のような作品をイメージされた方もいるかもしれませんが、本シリーズは黒猫っぽい人間が主人公となっております。

とはいえ、黒猫シリーズも、現代社会では珍しいほどのじれったい恋模様とか、ポーの作品知識を随所で知ることのできる美しい世界観など、他にはない魅力があります。

ポー好きの人などはぜひ読んでみてください。

ではまた。よい読書ライフを!

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