『烏に単は似合わない』八咫烏シリーズ読む順番!

『烏に単は似合わない』八咫烏シリーズ読む順番!

史上最年少で松本清張賞を受賞した阿部 智里さんの代表作『烏に単は似合わない』。

人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界「山内」での世継ぎ争いを描いた作品です。

シリーズとして続いており、世界を支配するヤタガラスたちにちなんで「八咫烏シリーズ」と呼ばれています。

今日はこの「八咫烏シリーズ」の読む順番をまとめました。

「八咫烏シリーズ」とは

八咫烏シリーズとは、『烏に単は似合わない』から始まる一連の小説シリーズです。

作者の阿部智里さんは、2012年、早稲田大学在学中、20歳という史上最年少の若さで松本清張賞を受賞した作家としても有名ですね。

八咫烏シリーズでは、烏が人に化けた八咫烏という一族が世界を掌握しています。

そして、その世継ぎ争いが発生し、いろいろな事件がおきたりするというストーリー。

斬新な設定やストーリー展開で評価が分かれている作品ではありますが、シリーズが追うごとに評価が上がっているので、1巻目で何かをつかんだ人は2巻目以降を読むのがおすすめです。

「八咫烏シリーズ」の読む順番

「八咫烏シリーズ」の読む順番は以下の通り。

1.『烏に単は似合わない 』

2.『烏は主を選ばない

3.『黄金の烏』

4.『空棺の烏』

5.『玉依姫』

6.『弥栄の烏』

第6巻で第一部が完結です。

では、それぞれのあらすじについて紹介していきます。

1.『烏に単は似合わない 』

シリーズ第1巻となる『烏に単は似合わない』では、四つの名家の姫が登殿してから1年後若宮が正室を決めるまでのお話となります。

姫視点で物語は進み、失踪する侍女、謎の侵入者など色々な要素がごちゃごちゃと入っています。

 

2.『烏は主を選ばない』

シリーズ第2巻となる『烏は主を選ばない』では、第1巻と同じ時系列を別視点で話が進みます。

兄を蹴落とし世継ぎとなった若宮。しかし、その周囲は敵だらけ。

新たに若宮に仕えることになった少年・雪哉の視点で、陰謀渦巻く朝廷の権力争いを描きます。

 

3.『黄金の烏』

第3巻では、物語が少しづつ動き始めます。

タイトルの通り『金烏とは何か』が分かり始めるとともに、村人を喰いつくした「猿」という新たな概念が出てきてファンタジー要素も強くなり、ややホラー映画のような様相もある作品です。

好みはわかれますが、シリーズで一番好きという人も多い巻でもあります。

 

4.『空棺の烏』

エリート武官を養成する全寮制の学校「勁草院」に入学した雪哉の話。

本作はどちらかというと学園系の話で、ほかとはテイストがやや違いますが、1~3巻で散りばめられた伏線が徐々に回収され始めます。

 

5.『玉依姫』

シリーズ第5巻は舞台が現代日本に移ります。

両親を交通事故で失い、祖母と暮らす女子高生の志帆は、村の儀式の生贄に選ばれてしまう。彼女が連れて行かれた山奥で見た信じがたい光景とは?

というストーリー。

シリーズの根幹となるストーリーで時系列的には一番初めになりますが、発売順で読むほうがよいです。

 

6.『弥栄の烏』

第一部の完結編です。猿と八咫烏の最終決戦を描きます。

八咫烏シリーズは番外編も出ている

本編の第一部が完結した八咫烏シリーズですが、そのほかにも番外編も出ています。

番外編は短編集で、Kindle版で出版されている模様。

今のところは以下の7冊が出ています。

番外編のほうが多いですね。

それぞれのお話を簡単に紹介していきます。

八咫烏シリーズ外伝 しのぶひと【文春e-Books】

番外編第1巻となる『しのぶひと』は、第四巻『空棺の烏』の舞台であるエリート士官養成学校「勁草院」での2年目のエピソードです。

成長の著しい雪哉とそれを見守る桜花宮の筆頭女房・真赭の薄のお話です。

 

八咫烏シリーズ外伝 ふゆきにおもう【文春e-Books】

外伝第2弾となる『ふゆきにおもう』は、雪哉の幼いころのお話しです。

垂氷郷の郷長の次男・雪哉と三男の雪稚が迷子になり、長男の雪馬と母の梓が必死に彼らを探すが・・・

というストーリー。雪哉だけ母親が違って北家姫君の子であったりと雪哉の出生が明らかになる1冊。

 

八咫烏シリーズ外伝 すみのさくら【文春e-Books】

外伝第3巻の『すみのさくら』は、本編第一巻の『烏に単は似合わない』の浜木綿が見せた行動の理由について言及していきます。

幼いころ、突然南家当主の姫君の身分を剥奪された墨子。理由も分からないまま両親の死を知らされ、山烏の孤児たちと暮らしていたある日、宗家の若宮がやってくる・・・

というストーリーです。

 

八咫烏シリーズ外伝 まつばちりて【文春e-Books】

外伝第4巻の『まつばちりて』の主人公は、第2巻『烏は主を選ばない』に登場した秘書官の松韻です。

谷間の女郎宿で生まれたまつは、大紫の御前に拾われ松韻と名を変える。

生まれ育った環境に反発して女としての生き方を否定し、男としての官職を得た彼女だったが・・・

 

八咫烏シリーズ外伝 わらうひと【文春e-Books】

外伝第5巻の『わらうひと』の時間軸は、猿と八咫烏の最終決戦から半年。

それぞれのキャラクターたちの人間関係も変化し始めていて・・・

という内容の短編集。

本編後第一部読了後に読みたい1冊です。

八咫烏シリーズ外伝 ゆきやのせみ

『わらうひと』と同日出版となった『ゆきやのせみ』では、第三巻『黄金の烏』と第四巻『空棺の烏』の狭間のエピソードを描きます。

地方の巡啓中に食い逃げの容疑で投獄されてしまった若宮。

雪哉が主の身の潔白を証明するための奔走します。

 

八咫烏シリーズ外伝 あきのあやぎぬ【文春e-Books】

外伝第7巻の『あきのあやぎぬ』は、第一巻「烏に単は似合わない」以前のエピソードです。

亡くなった夫の借金により、二人の幼子を抱えて困窮する環のもとに、西本家の次期当主である顕彦が現れる。

18人の妻がいるという顕彦のもとに、環は生活をかけて側室入りをするが・・・

というストーリー。

 

八咫烏外伝 烏百花 蛍の章 八咫烏シリーズ (文春e-book)

『八咫烏外伝 烏百花』は外伝シリーズのまとめ本です。

外伝は電子書籍のため、安価で小分けにして売り出されているところを、本書ではこれまで出版されてきた外伝のうち(「しのぶひと」「ふゆきにおもう」「すみのさくら」「まつばちりて」「わらうひと」「ゆきやのせみ」)の6編を収録!

値段は全部で1200円。

「電子書籍版限定で、著者が本編のある場面をイメージして作成した切り絵と、切り絵と創作にまつわるショートエッセイを収録されている」とのころで、シリーズファン必見の1冊です。

 

終わりに

ここまで八咫烏シリーズの読む順番とあらすじをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

八咫烏シリーズは現実と仮想世界の狭間を行き来する感じが魅力かなと思います。

他にはないような独特の世界観なので、ぜひ機会あれば読んでみてください。

ちなみに漫画版も連載中とのこと。