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【世界一のインフルエンサー術】レビュー「ソーシャルメディアで億万長者」ゲイリーの稼ぎ方とは

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世界レベルのYouTuberであるゲイリー・ヴェイナチャックによる著作『ソーシャルメディアで億万長者になる』を読みました。

個人的には、今年読んだ本の中でいちばん当たっている1冊

今日はこの本の大まかな内容と、個人的によいなと思ったポイントを紹介していきます。

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『ソーシャルメディアで億万長者』の概要!誰もが個人で稼げる時代が到来している

本書の内容は、かんたんに言うと、「パーソナルブランドを確立し、理想のライフスタイルを確立しよう!」というもの。

その手段として、YouTube、Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアを使う方法をメインに解説した1冊となっています。(そのほかにも、SnapChatとかボイスファーストとかも解説されている!)

著者は、現代はSNSの時代であるといいます。

「いまや世界には、インターネットを活用してパーソナルブランドを確立し、事業を成功させ、自分の思い通りに生きている人々が数多く存在する。現実に大きな成功を収めている人は、毎日自分の好きなことに関わりながら利益をもたらす事業を構築し、大人になってからの夢を実現している。」

…特にこの「大人になってからの夢」という表現にかっこよさを感じます。子供の頃の夢は誰かの影響を受けがちだが、大人になって地に足ついた上での夢。それを描くのも目指すのもまさに自分次第という感じで良いなと。

そしてその理想の生活という点について、著者はその範囲が拡大しつつあると述べています。

「2009年の時点では、その好きなことはホームメイドのジャムだったり、カスタムメイドのツリーハウスだったりしたが、今では、母親であること、スタイリッシュなこと、あるいは型破りな世界観を持つ、いった事例まで含むようになっている。」

…これは確かにそうだな!と思います。「型破りな世界観」というような理想のライフスタイルそれ自身が、ユーチューバーとして利益を生み出せる時代に入っています。

著者は、野心ある人間に対し、自らの情熱に従って億万長者を目指すためにハードワークせよというメッセージを本書で伝えます。

この著者の熱量がすさまじくて、読むだけでなんかやる気がわいてきます。

ちなみに億万長者を目指す人以外でも、個人で稼げる力をつけるブランディングが重要なことは変わりないので、何か始めた方がよいとも著者は言っています。

「追い詰められた状況は、強い動機をもたらすことがあるが、そのような状況に陥る前に先回りして計画的に動く方がよほどストレスを感じなくて済むだろう。」

とのこと。もし明日会社がなくなっても大丈夫なように準備をしておきたいものですね。

本書の魅力!高い熱量、正直でリアルなアドバイス、豊富な実例

続いて、本書の魅力を紹介していきます。

圧倒的な熱量でハードワークせよ

まず一つ目は著者の熱量が圧倒的な点。

「特に珍しくもない金属の塊を精巧な工芸品へと仕上げるには、高い圧力と熱を加える必要がある。本書では、そうした炎を潜り抜けた人々から、多くのヒントとアドバイスを得ることができるのだ。」

と言っている通り、著者は毎日朝6時から夜10時まで毎日働き、その様子をすべて動画撮影して公開したりもしているとのこと。

「勝ち抜いていくことは、熱力学の法則に従っている。何かに注いだエネルギーが同じだけの量、どんな形であれ結果に出るのだ」

自分の興味が向かう先に向かって、著者は日々コンテンツを作り続けていきます。

そして著者は良いコンテンツとは、情熱+深い専門知識だといいます。

また著者は、もしあなたに情熱があり、しかし専門知識は今ひとつなら、その学習過程がコンテンツになるとも言っています。

まずは自分の生活を記録して、あらゆるプラットフォームでありのままの自分を公開せよ、とのこと。

そして、そこから「なりたい人」担っていく過程を見てもらうという手法もあるそうです。

読者に正直であること

本書の2つ目の魅力は、著者が読者と真摯に向き合っているように感じる点です。

著者は世界レベルのインフルエンサーでありつつも、敢えて情報商材に事業展開しないというスタイルを選んでいるビジネスマンでもあります。

理由は、情報商材を始めると情報の出し惜しみが起きてしまうからといいます。

つまり、金払いのいい読者に対してのみ教える情報が出てきて、一般の書籍などに書く内容と差分が出てしまう。

これをよしとせず、講演会でも書籍でも全て本気でメッセージを伝えられるように情報商材には手を出していないといいます。

実際本書の中でも、以下のように供述されています。

「ただし僕はいつものように、読者に正直でありたいと思う。たとえ皆さんが本書で述べる全ての教訓を受け入れ、全てのアドバイスを1つ1つ守ったとしても、本書の読者の大半がお金持ちとなることはないだろう」

…ここで「おっとここで読むのをやめないで!」とワンクッション挟んだした上で、本題に入ります。

「本書のためにインタビューを受けた人々の中で、自分たちが裕福になることを確信していたひとは1人もいなかった。彼らは自分たちのすることに常軌を逸しているほどに習熟し、また誰もついていけないほどに熱意を持って取り組んだ結果、成功を収めることになったのだ」

…あ、これ名著だわ。と、ここで確信。0→1はどこかで必ずジャンプする場面があるなと。

ちなみにアメリカの格言で、「成し遂げるまではそうなったふりをしろ」というのがありますが、著者はこれはもう古いと指摘します。

過去にそれが有効だったのは、エージェント、ディレクター、タレントのスカウトなどにチャンスをもらうために、まず門番を信用させる必要があったから。

しかし、現在ではインターネットが顧客とプレイヤーを仲介してくれる。

いいねが増えれば、自ずからいいものであると証明できるので、わざわざ偽る必要はないといいます。

豊富なアメリカンな実例

本書では、著者自身が重要だと思っている法則をまとめるだけでなく、その法則ごとに「私はこうして実現した!」みたいな項目があり、そこで各メッセージのあとに実際に成功した人の実例が入ってくる構成です。

これがかなりよいです。

豊富すぎて読むのが大変なので、初めはゲイリーの言葉の部分(ビジネス書スタイル)のところだけ読んで、あとからエピソードは気になったところを読む!とかでもいいくらい。

で、このエピソードがアメリカンな表現が多いのも個人的には気に入っています。

例えば以下のような感じ。

「不動産屋の友人が、しばらくとまれとソファを提供してくれた」

…このソファ提供みたいなの欧米感あって好き!

SNSごとのコツももちろん紹介されている

そしてタイトルにある通り、SNSを使いこなすためのコツについても余すことなく紹介されています。

本書でカバーするSNSはなんと7種類

Twitter、Facebook、youtube、Instagramなど日本でもメジャーなもののほかに、世界で流行りつつあるスナップチャットやポッドキャスト、ボイスファーストについても解説されています。

その中で個人的に特に学びになったのは、ハッシュタグとダイレクトメッセージの項目。

「ハッシュタグやダイレクトメッセージにはかなり強力なパワーがある。」

と著者は言っています。ハッシュタグを付けて、意見を発信し続ければ意外なつながりが生まれることも。そしてコラボレーションできそうな相手には積極的にダイレクトメッセージを送れ!とのこと。

また、これも気づきだったのですが、ツイッターの場合140文字の制限を超える裏技として、140秒の動画を添付するやり方もあると言う。

…確かに140秒話せたら140文字は全然超えられそう!

終わりに

本書は、こうして勝ち抜いた!という例が豊富すぎるので、手っ取り早く読みたい人は、まずゲイリーの文章の部分だけ読んで、成功例は気になったところだけ読んでいくスタイルがおすすめ。

新しく何かをしようというとき『時間を無駄にするのが怖い』というのはけっこうあるかなと思いますが、著者は時間を無駄にするということについて以下のように述べています。

「もしあなたが35歳以下なら、こんなもの問題にすらならない。もしダメになったり、仕事が嫌になっても、2年もあれば現実世界に帰って来られる。」

2年で戻ってこれるというのがやけにリアルで笑いました。

そんな感じで、楽観的でありつつも圧倒的な熱量で事業を進めていくためのマインドを学べる1冊です。

新規事業を始めていきたい人やSNSでブランディングをしていきたい人、野心がある人などにオススメ。

情報発信して成功を目指す人はぜひ読んでみてください。

ではまた。良い読書ライフを!

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