今野敏「隠蔽捜査シリーズ」読む順番とあらすじまとめ

今野敏「隠蔽捜査シリーズ」読む順番とあらすじまとめ

今野敏さんの「隠蔽捜査シリーズ」の読む順番とあらすじをまとめていきます。

よろしくお願いいたします。

今野敏「隠蔽捜査シリーズ」とは

「隠蔽捜査シリーズ」とは、『隠蔽捜査』から始まる今野敏著の警察小説シリーズです。

警察小説としては珍しく、現場の刑事ではなく警視庁内部の官僚たちの駆け引きを描いたシリーズとして注目を集めている作品となっています。

シリーズ全体で第2回吉川英治文庫賞を受賞している他、数々の賞を取っており、かつドラマ化もされている勢いのある作品です。

ストーリーとしては、主人公の警察庁長官官房総務課長・竜崎伸也が、暴力団員の殺人事件について不自然に遅い対応があり、その件を調べていくと、警察官が殺人にかかわっている可能性に気が付き・・・というのが第一巻のあらすじとなります。

警視庁内部での内輪もめや、タイトル通り隠蔽された事件について暴いていきます。

今野敏「隠蔽捜査シリーズ」の読む順番

そんな「隠蔽捜査シリーズ」ですが、現在は番外編を除くと第8巻まで出ています。

読む順番としては、以下の通り。

1. 隠蔽捜査
2. 果断 隠蔽捜査2
3. 疑心 隠蔽捜査3
4. 初陣 隠蔽捜査3.5
5. 転迷 隠蔽捜査4
6. 宰領 隠蔽捜査5
7. 自覚 隠蔽捜査5.5
8. 去就 隠蔽捜査6
9. 棲月 隠蔽捜査7
10. 清明 隠蔽捜査8(新潮で連載中)
番外編;空席

3.5巻と5.5巻は番外編です。

あと、主人公不在の大森署を描いた『空席』という作品もKindle限定で出ています。

今野敏「隠蔽捜査シリーズ」の各巻あらすじ

では続いて、「隠蔽捜査シリーズ」各巻のあらすじを見ていきましょう。

1. 隠蔽捜査

主人公・竜崎伸也が暴力団員殺害事件に対し、警察の対応の遅さに憤り本部に乗り込むところからスタート。

本部は暴力団員の事件だから、と乗り気ではない。

しかし、そのうちに連続殺人事件が発生。その対応に追われるも、犯人は警察官である可能性についても浮上し・・・

というストーリーです。

 

2. 果断 隠蔽捜査2

前巻で息子が犯罪を犯した責任を取らされ大森署署長に異動させられた竜崎。

しかし、そこで強盗事件の犯人が小料理屋へと立てこもる事件が発生する。

拳銃を所持する犯人に対し、突入するかどうかで判断で現場の特殊部隊(SATとSIT)の意見が割れてしまい、竜崎自ら指揮を取ることに・・・

というストーリーです。

 

3. 疑心 隠蔽捜査3

第3巻『疑心 隠蔽捜査3』では、アメリカ大統領の来日の警備を任されます。

アメリカから来た2名のシークレットサービス(SS)は大統領警護のため空港封鎖を要求し・・・

というストーリーです。

毎回、胃が痛くなるような判断を迫られるのがこのシリーズの特徴ですね。

 

4. 初陣 隠蔽捜査3.5

第4巻目の『初陣 隠蔽捜査3.5』は、竜崎とは小学校からの同級生で、警視庁の同期でもある刑事部部長の伊丹俊太郎視点で話が進みます。

主に舞台裏の物語で、伊丹が事あるごとに竜崎に相談し、アドバイスをもらいながら解決していくという短編集です。

 

5. 転迷 隠蔽捜査4

シリーズ通算5巻目、本編としては4巻目となる『転迷 隠蔽捜査4』では、二人の外務官僚が変死した事件を追っていきます。

他部署との調整がうまくいかない状況をどう調整するか、というところが見どころです。

 

6. 宰領 隠蔽捜査5

第6巻の『宰領 隠蔽捜査5』では、与党の有力者である衆議院議員・牛丸真造が行方不明となった事件を追いかけます。

そのうちに牛丸の運転手が死体で発見され、牛丸を誘拐したという電話が届く。

電話の発信地が横須賀市であったため、神奈川県警と協力して捜査を進めることとなるが、一介の署長である竜崎が指揮を取ることを面白くなく思う勢力もいて・・・

というストーリー。

縦割り組織の軋轢がテーマとなっています。

 

7. 自覚 隠蔽捜査5.5

第7巻の『自覚 隠蔽捜査5.5』はまたも短編集です。

今度の主人公はわき役7人が交代交代で務め、それぞれみんな竜崎を頼りにきます。

隠蔽捜査1~5を読んでから読むとなお楽しめます!

 

8. 去就 隠蔽捜査6

第8巻目の『去就 隠蔽捜査6』では、猟銃を持って、女性を連れて逃走中のストーカーを追いかけます。

竜崎は的確に指示を出し、捜査を進めていくも、ノンキャリアの弓削本部長が何かと邪魔をしてきて、最終的には竜崎の命令について警視庁内で是非を問われる事態に・・・

というストーリー。足を引っ張る上司がテーマとなっています。

 

9. 棲月 隠蔽捜査7

第9巻の『棲月 隠蔽捜査7』では、私鉄と銀行のシステムダウンの事件を捜査します。

迅速な対応で捜査を進める竜崎に対し、今度は警視庁の生安部長から横やりが入る。

管轄を超えて、サイバーテロの犯人を捕まえることはできるのか。

というストーリーです。

 

10. 清明 隠蔽捜査8

現在小説新潮で連載中!

単行本はまだ出ていないです。

番外編;空席 隠蔽捜査シリーズ

実はKindle限定で『空席』という中編も発売されています。

前巻の『棲月: 隠蔽捜査7』で栄転が決まった竜崎の異動後の物語です。

竜崎不在の大森警察署では、北海道から異動してくるはずの後任署長の到着が遅れており、署長不在の状況。

しかし事件は待ってくれず、ひったくり事件とタクシー強盗が同時に発生!

竜崎不在の大森警察著はこのピンチを乗り切れるのか!

という物語です。確か今ならKindleで無料だったはず。読むなら今ですね!

終わりに

ここまで隠蔽捜査シリーズの読む順番と各巻のあらすじをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

最新刊である清明もそのうち出るはずですが、続きが待ち遠しいですね。

隠蔽捜査シリーズは警察内部の軋轢を描き出した新しいスタイルの作品なので、キャリアの警察について詳しく知りたい人はぜひ読んでみてください。