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階段島第5巻「夜空の呪いに色はない」の感想レビュー【ネタバレやや注意】

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購入してから2日ほどお増入りしていた階段島シリーズ第5巻「夜空の呪いに色はない」を読んだのでそのの感想レビューをしていきます。

【ネタバレやや注意です】

読む順番↓

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階段島第5巻「夜空の呪いに色はない」のあらすじ

まずは簡単にあらすじを。

第5巻では階段島と現実のハイブリッド巻。トクメ先生を通して現実世界の大地の母親にアプローチしようとする七草たちの様子からスタートします。

色々あってトクメ先生に現実世界での大地の対応は任せます。

そして七草たちは魔女の力をめぐり話し合いを続けます。

そんな折、七草は先代の魔女から大地の母親の秘密を聞き・・・

という流れ。

 

階段島第5巻「夜空の呪いに色はない」の感想レビュー

で、ここからが感想です。かなりネタバレ注意。

長え!とにかく長え!

まず、本書を読んでの感想としては「長いわーーーー!」ということ。

大地の母親の謎は深いし、こうきたかーー!という驚きもあり、最終巻への引きもうまい。

ただ、そこに行き着くまでがごちゃごちゃしすぎている。

第3巻でも途中で諦めそうになったけども、第5巻もそんな感じのめんどくささは否めなかったです。多分その迷いながら進んでいく姿こそ階段島シリーズの醍醐味なのかもですが、コンディション作りに失敗した自分は、やや読み飛ばしながら読みました。

特に会話部分が長くて、セリフ1⇨独白(3〜4行)⇨セリフ2(1行)みたいな流れが結構大変でした。

ぶっちゃけセリフ1⇨セリフ2というような端折った読み方でもなんとかなるので、くじけそうな人は会話だけ読んでざっくり進むのがオススメ。

多分最終巻はむちゃくちゃ面白い感はあります。

呪いがヘビィすぎんねん

あともう一つ思ったのは呪いがヘビィすぎるということ。今までの階段島シリーズの悩みは、まあ考え方だけ変えれば全て解決するわな系だったのに対し、本巻では課題が一気にヘビーになります。

大地の問題にしても、パッと考えただけでは解決策が出てこないし、時任さんの選択肢もかなり難しい。

大人か子供か、みたいな議論もちょくちょく出てきますが、確かに子供には(大人にも)重い案件だなーと感じました。

安達の意図だけいまだに謎

あともう一つ思ったのが、3巻から登場した安達の意図が謎であるという点。

他のキャラは第5巻までで大体大枠がつかめてきたんですが、安達だけは未だ謎が多いです。

性格はなんとなくわかってきていますが、なぜ魔女の力を望むのか、真の目的は何か、などがいまいち不明。不明なままなんとなく邪魔をしてなんとなくチームを組んでいるみたいなそんな感じになっています。

第6巻は大地の問題を解決するという難題があるのに、彼女の謎も解明となったらページ数足りるんだろうか?とちょっと不安になるくらいのラスト前の1冊でした。

終わりに

いよいよ次はラストの巻になります。

自分はすでに第5巻、第6巻をセットで購入済みなので、体制が整い次第最終巻へアタックしていきます。

そしたらまた第5巻の見え方も変わってくるかもですが、とりあえず初見で読んだ時の感想は上のような感じでした。

ではまた。良い読書ライフを!

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シリーズ本をまとめる本好き
たkる
たkると申します。大学生のとき読書に目覚めてそれからは年100~300冊くらい読んでます。 読書傾向は乱読で、本を買っては読み、読んでは書き、を繰り返しています。 本サイトではシリーズものの小説や読書グッズのおすすめをメインに紹介していきますのでよろしくお願いいたします。
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