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『ローマ法王に米を食べさせた男』の概要まとめ

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『ローマ法王に米を食べさせた男』という本の概要をまとめていきます。

よろしくお願いいたします。

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『ローマ法王に米を食べさせた男』の概要

まずは『ローマ法王に米を食べさせた男』の概要についてです。

本書では、スーパー公務員であり著者でもある高野誠鮮(じょうせん)さんが、上司と喧嘩して48歳のときに農林水産課に飛ばされた後、限界集落の村を立て直すべく奮闘した日々をつづったノンフィクション本です。

過疎の村の立て直しのために、まずはJAとの取引を改め、女子大生を誘致するなどの企画をしたり、移住希望者が村に受け入れられるような仕組みを作ったりと、とにかく行動しまくって結果を出していきます。

最終的には、ローマ法王にその村のお米を食べてもらうという一大プロジェクトを完遂。

ローマ法王も食べたお米という確固たるブランドを作り上げます。

↓著者が立て直した羽咋市のお米

 

『ローマ法王に米を食べさせた男』で何を学べるか

では続いては、本書『ローマ法王に米を食べさせた男』で学べる内容を紹介していきます。

個人的には以下の3つかなと思います。

・公務員気質からの脱却のコツ

・やれることは色々あるというアイデア

・諦めないで周りを巻き込む力とはどういうことか

それぞれ解説していきます。

・公務員気質からの脱却のコツ

まず一つ目は公務員気質からの脱却のこつを学べることです。

著者は公務員でありつつも、その仕事の仕方は官僚的ではありません。

公務員の限界を超えてより自由に動くために、「会議はやらない」、「承認も後付け」と、ボスに認めさせるほどのバイタリティは本当にすごい。

そのせいで、公務員な上司とはよく揉めたとも言いますが、実際に、0⇒1で結果を出そうとしたときに、いちいち承認をとったり前例と照らし合わせてリスクを回避してばかりいてはなかなか成果を出せません。

なので、もし固めの会社で新しいプロジェクトを任された人などは、本書を読んで固い組織の中で自由に動くコツを学ぶと有益かなと思います。

・やれることは色々あるというアイデア

2つ目の学べるポイントは、著者のなんでもやるという行動の広さとそのアイデアです。

限界集落ともなると、何かしないといけないのは分かっているけど、新しいものは受け入れられない!農協なしで農業をやるなんてどうせ無理!というようにあきらめムードが漂っていたりすることも。

そこにやってきた著者は、無理ではないことを証明する!といって本当にいろいろやります。

例えば、表題にもあるローマ法王の誘致であったり、クレムリンにメール送ったり、人工衛星タダで使えるように算段(人工衛星で畑の様子を観測する)したりと手を出せる範囲は全部やっています。

しかも、著者はただ新しいものに手を出すだけでなくて、徐々にステップアップしながら手を広げていくところが本当にうまい!

初めは小さく試して、ちょっと当たってきたら展開を広げる!というようなやり方を学ぶことができます。

・諦めないで周りを巻き込む力とはどういうことか

最後はリーダーとしての周りを巻き込む力を学べることです。

著者は過疎の村にやってきたとき、はじめから受け入れられたわけではありません。

企画を出すたびに上司にも、村の人にも反対されながらも、根気強く説得し、かつ自分が率先して行動することで周りを動かしていきます。

もはや断られてからが勝負といっても過言ではないような、周りを動かす行動力という点について本書では実感を持って学ぶことができるのが魅力です。

しかもただ行動するだけでなく、周りを動かす心理学的な手法なども著者は独自に勉強して実践しており、メンタリスト的な部分でも学びがあります。

終わりに

ここまで『ローマ法王に米を食べさせた男』の内容と魅力について紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。

企業内で新しく行動するのに、行動の制限は存在しない!ということを教えてくれる良書です。

ぜひ読んでみてください。

ではまた。良い読書ライフを。

 

 

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