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【名作確定の編者!】「2010年代SF傑作選1」の感想レビューと読む順番

2010sf-kessaku

2010年代名作SF傑作選1の感想レビューを書いていきます。

たkる
たkる
第1巻がベテラン作家、第2巻が新鋭作家を収録です。

では参ります。

Youはなぜ、「2010年代名作SF傑作選1」を買ったのか?

まずは自分がなぜこの「2010年代名作SF傑作選1」を購入したのか、というところからちょっと説明します。

2010sf-kessaku

自分実は2010年代のSFってほとんど読んでいないんですが、先日読んだ「なめらかな世界と、その敵」が面白くて、

たkる
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「あれ、2010年代ってSFの名作が多いのでは??」

と思って密かに興味がありました。

で、そんな折に「2010年代の名作SFをまとめました!」という本が出て、編者を見たら大森 望さんと伴名 練さん。

たkる
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あ、これは間違いないな・・!

と思って購入に踏み切りました!(あらすじ終わり)

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2010年代名作SF傑作選1の感想レビュー

では感想レビューを書いていきます。

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収録作一個一個見ていきます。※じっくり1日1話ずつ読んでるので徐々に増えていきます。

  • アリスマ王の愛した魔物
  • 滑車の地
  • 怪獣惑星キンゴジ
  • ミーチャ・ベリャーエフの小狐たち

アリスマ王の愛した魔物(小川一水)

まずはトップバッターは『天冥の標シリーズ』などで知られる小川一水さんの著作「アリスマ王の愛した魔物」です。

ストーリーとしては、小国の第6王子である主人公が、数学の力を使って大国を制圧していくというもの。

数を数えるという概念のない世界観で、何でもものを数えまくって天災をコントロールするという発想は超新しいなと思いました。

ちなみに「三体」でも人力でコンピューターの真似をするという描写があり、ちょっと似てるなと思った。

レビューするとこんな感じ!

好きさ(総合評価)★★★
世界観★★★★
キャラ★★
展開★★★
読後感★★

算数が好きな人とかにおすすめ!

滑車の地(上田早夕里)

続いては「滑車の地」です。

たkる
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作者は「《妖怪探偵・百目》シリーズ」、「《オーシャンクロニクル》シリーズ」などで知られる上田早夕里さん

こちらでは腐食した沼の上で生きる人類が沼の生き物たちに怯えつつ、なんとか別の地を探していこうという物語。

これも設定がすごいなと思いました。

で、この作品を読んでて思ったのが、情景がめっちゃ目に浮かんでくるという点。腐食した沼とか全然見たことないけど、そこから上がってきた沼蛇とか沼ワニとかがめっちゃリアルにイメージできるんです。

見たことないものを具現化するってすごくね、どんな文章力だよ!と思った作品。

人間ドラマも悲壮感とわずかな希望のバランスがいい感じです。

レビューするとこんな感じ!

好きさ(総合評価)★★★
世界観★★★★
キャラ★★★★
展開★★★
読後感★★

怪獣惑星キンゴジ(田中啓文)

続いては3つ目のお話となる「怪獣惑星キンゴジ」です。

たkる
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作者は「警視庁異界犯罪捜査班オニマルシリーズ」などで知られる田中啓文さん

こちらではゴジラのような超巨大生物ガッドジラを観光の目玉とした惑星キンゴジへ、探偵が派遣され事件を調査します。

制御不能なガッドジラを操作するために、人の脳を移植したガッドジラが1体混ぜ込まれるも、何故かそのガッドジラ(ヒューマジラ)が相次いで殺害される

その惑星にはガッドジラの堅い皮膚を切断できるような生き物や武器はなく、ガッドジラは仲間を攻撃することもないという・・

いったいなぜ、どのようにしてガッドジラは殺されたのか?

というミステリー寄りの内容となっています。

このお話で面白いのが、まず全10種の超巨大生物たち。何故かガッドジラ以外は全部草食orプランクトンとか小動物しか食べないという食性でこのバラエティーが豊かで面白いです。

そして2つ目には、キンゴジ特有の気候として3つの月が同時に現れる「熟の月」ではそれぞれの生き物の生態が変化するという点。

この発想も面白いなと思いました。で、ただ、何故かキンゴジだけは見た目上変化がなくて・・・というところがカギに!

読んだ後の感想としては、「熟の月」がない地球にガッドジラが進出しても意味なくね?と思ってそこだけちょっともやっとした。

レビューするとこんなイメージ!

好きさ(総合評価)★★★★
世界観★★★★
キャラ★★
展開★★★★★
読後感★★

ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち(仁木英之)

続いては4話目の「ミーチャ・ベリャーエフの子狐たち」(仁木英之)です。

たkる
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作者の仁木英之さんは「僕僕先生シリーズ」などで知られる作家さんですね。

こちらでは妖精と呼ばれる人口生命体が単純労働を人間に代替された世界が舞台。

妖精撲滅派の秘密結社に属する主人公が、秘密裏に妖精を排除するも、その裏には陰謀も見え隠れしており・・・

というストーリー。

妖精によって仕事を奪われる低所得者層を妖精の監督として雇用し、暴動を抑えたり、権力者層にはカスタマイズされた妖精を与えることで満足させたりという手法の多彩さがすごい。

妖精排除派の会合の怪しげな組織あるある感とか、その辺もすごくて、AI⇨妖精みたいな感じにリアルでも起こりそうな展開だなと思いました

これはちょっとだけネタバレになるんですが、最後のところでのオチも「それなら納得できる・・・!」みたいな感じですごい!

好きさ(総合評価)★★★★★
世界観★★★★★
キャラ★★★
展開★★★★★
読後感★★★★

今のところ、一番気に入っている!

2010年代SF傑作選の読む順番!第1巻がベテラン、第2巻が新鋭作家

ちなみにこの「2010年代SF傑作選」ですが、2巻出ています。

で、この区分けですが、本書の中に書かれていました!

なるほど・・!

普通の人はベテランの作品からで良いかなと思うので、第1巻→第2巻で良いかと。

そんな感じ。ではまた、良い読書ライフを!

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