読む順番

三津田信三「刀城言耶シリーズ」の読む順番!~のごとく祀るものたち

『厭魅の如き憑くもの』から始まる三津田信三の推理小説「刀城言耶シリーズ」の読む順番をまとめていきます。

最新刊は第10巻『魔偶の如き齎すもの』が2019年7月11日発売予定です。

「刀城言耶シリーズ」とは

刀城言耶シリーズとは、三津田信三によるホラー推理小説です。


厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)

怪奇幻想作家の主人公・刀城言耶が訪れた先々で起こる怪奇な伝承と、それに絡んだ事件を解決していくというストーリー。

コンセプトとしては、「最後まで読まないとミステリーなのかホラーなのかわからない小説を書こう」というもので、確かに民俗学的な背景に基づいた伝承が多く、確かにホラーなのか、ミステリーなのかは判断が付かないような本格ミステリーな事件が多いのが特徴です。

各シリーズ、文庫版ではムラの見取り図がついていてこれがわかりやすいと好評な作品。

また、本作品は国外でも人気があり、韓国語や中国語にも翻訳されているそうですね。

「刀城言耶シリーズ」の読む順番

「刀城言耶シリーズ」としては、現在9巻が発売されており、読む順番は以下の通り。

長編の本編が7つと短編集が2つで計9つです。さらに2019年7月11日に最新刊が発売予定!

それぞれのあらすじを簡単に紹介していきます。

1.『厭魅の如き憑くもの』

幻想作家の刀城言耶が訪れたのは、谺呀治(かがち)家と神櫛(かみぐし)家、2つの旧家が微妙な関係で絡み合う神々櫛村。

この村では、憑き物の風習があり、神隠しをはじめ数多くの怪奇が起きている。

刀城言耶が到着してまもなくしたころ、カカシ様による第一の怪死事件が発生する。

 

2.『凶鳥の如き忌むもの』

続いての舞台は瀬戸内海の鳥坏島。

ここでは、巫女が消える人間消失の儀式が行われており、刀城言耶はこの謎に挑みます。

第2巻は、ホラーよりミステリー寄りです。

 

3.『首無の如き祟るもの』

続いての舞台は奥多摩の因習の郷、媛首村。

この村では、「首なしが歩き回ると人が死ぬ」という伝承があり・・・

というストーリー。シリーズの中でも傑作と呼び声の高い1冊です。

 

4.『山魔の如き嗤うもの』

シリーズ第4作の『山魔の如き嗤うもの』の舞台は神戸の集落。

「成人参り」という通過儀礼の回顧録の原稿が主人公のもとに届きます。

原稿に興味を持った刀城言耶が現地を訪れると、さっとく童謡に見立てられた密室殺人が発生し・・・

というストーリー。ホラー度高めです。

 

5.『密室の如き籠るもの』(短編集)

第5巻の『密室の如き籠るもの』はシリーズ初の短編集です。

表題作『密室の如き籠るもの』を含めて全4話を収録。

ちなみに密室の読み方は「ひめむろ」です。

 

6.『水魑の如き沈むもの』

シリーズ第6巻は再び長編に戻ります。

舞台は、奈良の山奥、波美地方の四つの村。ここでは、「水魑様」を祀る信仰があり主人公が訪れた時期、ちょうど数年ぶりの雨ごいの儀式が執り行われようとしています。

しかし、儀式の日、神男たちは次々と殺されていき・・・

というストーリー。村が4つあることもあり、シリーズ最長の作品です。

 

7.『生霊の如き重るもの』(短編集)

シリーズ第7巻の『生霊の如き重るもの』は、主人公・刀城言耶が学生時代のころに遭遇した怪異事件をまとめた短編集です。

学生時代ということもあり、比較的ライトなホラーおよびミステリ度のモノが多いので、シリーズ入門編にもおすすめ。

 

8.『幽女の如き怨むもの』

シリーズ第8巻の『幽女の如き怨むもの』は、十三歳で遊女となるべく売られた少女にまつわる物語。

謎解きよりも遊郭の歴史がメインのような感じもあり、これまでとはまた違ったテイストを楽しめます。

 

9.『碆霊の如き祀るもの』

シリーズ第9巻にして、2018年12月現在の最新刊である『碆霊の如き祀るもの』です。

海辺の村にまつわる碆霊様に関するミステリーで、海の怪・山の怪、死体の流れつく洞窟、などかなり不気味な世界観が絡み合います。

謎が謎を呼び、主人公による謎解き後もいまいち釈然としないようなスケール感で、これまでよりも一段スケールの大きい作品です。

10.魔偶の如き齎すもの

さいごは2019年7月11日に発売予定の最新刊『魔偶の如き齎すもの』です。

こちらは表題作の中編が一つと、短編が3つの計4編となっています。

収録作は以下の通り。

中編:『魔偶の如き齎すもの』

短編:『妖服の如き切るもの』『巫死の如き甦るもの』『獣家の如き吸うもの』

 

終わりに

ここまで、「刀城言耶シリーズ」の読む順番についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

本シリーズは、本格ミステリーとホラーを同時に楽しめる非常に珍しい作品なので、「本格ホラーとミステリーが読みたいけど時間的(精神的)にどっちかしか読めない!」というときは本シリーズがオススメ。

ぜひ読んでみてください。

 

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