マフィアとヤクザのアウトロー本の比較紹介

マフィアとヤクザのアウトロー本の比較紹介

マフィアとヤクザ、海外か国内かの違いだけでなく、根本のところで似ているようで結構違う2つを紹介した本を紹介します。
紹介する本は以下の通り

・やくざの本:ヤクザ1000人に会いました
・マフィアの本:最強マフィアの仕事術
・やくざとマフィアの中間:だから、黙って俺についてきた

ヤクザとマフィアの違い

色々ありますが、大きな違いは看板を表に出しているかどうか、です。
ヤクザは地域の顔役であったりと何かと表に出ることも多いですが、マフィアは基本的に地下に潜ります。

また、抗争があった場合、トップを取ったり和解したりとどこかで落としどころをつけるのがヤクザ、マフィアは相手を全滅させるまで戦いを止めないとも聞きます。(これは残虐だからというよりも報復を恐れてのこと)

基本的にヤクザは日本にしかない形態のようで海外からすると、なんで「日本のマフィアはあんなに堂々と活動しているんだい?」みたいな感じらしいです。

 

ヤクザ1000人に会いました

ヤクザ1000人に取材し、アンケート調査を行い実情をまとめるというかつてないやり方でヤクザ事情をかいた作品です。

ヤクザの新しいミカジメのスタイルや、人気の刑務所などいろいろと内部事情がわかります。

昔は喧嘩に勝てば金がわくといわれ盛んに抗争が行われていましたが、最近では、ヤクザは穏健派が多くカチコミは高くつくためあまり戦わないそうです。

もめ事が組織の強さで勝敗が決まってしまうことを皮肉って「名刺じゃんけん」と呼ぶ組員もいるそうです。

◆以前書いた書評:『やくざ1000人に会ってきました!』


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楽天:ヤクザ1000人に会いました! [ 鈴木智彦 ]

最強マフィアの仕事術

アル・カポネの再来と恐れられた伝説のマフィア、マイケル・フランゼーゼ氏による著作。著者はすでにマフィアからは足を洗っており、本書での立ち位置としては悪いことすると結局はうまくいかないから正しく生きるほうがよい、というものです。

しかし、それでもマフィア時代の話には圧倒的なすごみがあります。

ヤクザとの違いとしてマフィアは合理的で無駄なことをしない点が挙げられます。

例えばマフィアの交渉の席を「シットダウン」といいますが、そこでは無駄口をたたかずにさっさと本題に入り、すばやく結論を出すことが良しとされます。

無駄なことをしゃべると矛盾を突かれて死期を早めることになるそうです。

以前書いた書評:

◆学ばない奴から死んでいく!?圧倒的臨場感のビジネス書『最強マフィアの仕事術』

 


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だから黙って俺についてきた

マフィアとヤクザの中間に存在する日本のマフィア「銀総会」の初代総長の著作。著者は他に『マフィアから狂犬と呼ばれた男』などの著作あり。

本書では部下との付き合い方、どうやって生きたら部下が「あいつについていこう!」と思うのかについて、欲望を満足させること、金の稼ぎ方を教えてやること、かっこよさの見せ方などの項目で語られます。

取引現場に行ったら銃撃戦になって部下2人が倒された話など、日本でそんな場面あるのかという状況がちょこちょこ出てきて驚かされます。

本書では、銀総会が日本人によるマフィア組織であることから、日本のヤクザとの付き合い方、外国のマフィアとの付き合い方の両面を知ることができるのが魅力です。


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楽天: だから、黙って俺についてきた /参武狼

まとめ

ヤクザとマフィア、どちらもアウトローな存在ですが、だからこそ彼らのノウハウは振り切っていて、カタギの人間も学ぶべきことがたくさんあります。

ただ、ヤクザとマフィアはそれぞれでニュアンスが違うところもあるので、両方のノウハウを併せて学ぶとなおよいのかもしれませんね。