読む順番

坂木司『和菓子のアンシリーズ』の読む順番、番外編情報まとめ

坂木司さんの小説『和菓子のアン』シリーズのあらすじと魅力、読む順番、番外編情報をまとめていきます。

よろしくお願いいたします。

坂木司さんの小説『和菓子のアン』シリーズとは

まずは坂木司さんの小説『和菓子のアン』シリーズの概要をかんたんに紹介していきます。

和菓子のアンシリーズは、高校卒業後に和菓子屋「みつ屋」で働き始めたちょいぽちゃな主人公・梅本杏子(うめもときょうこ)を主人公にした和菓子ミステリーです。

個性的なメンバーや詳しすぎる和菓子雑学、そしてそこまで重くはないちょっとしたミステリーなどが展開するハートフルな小説となっています。

作者の坂木司さんが和菓子好きなので、和菓子愛にあふれた作品です。

和菓子のアンの3つの魅力

もうちょっとだけ詳しく『和菓子のアン』の魅力を紹介していきます。

ポイントは以下の3点です。

・キャラが濃すぎる登場人物たち

・旧暦と和菓子にすごく詳しくなれる

・もはやメンタリズムな接客業を学べる

それぞれ簡単に解説していきます。

・キャラが濃すぎる登場人物たち

まず一つ目の魅力ですが、キャラがむちゃくちゃ個性的であるという点が挙げられます。

詳しい話は本書を読んでからのお楽しみとしたいのですが、和菓子のアンシリーズでは、主人公が働くデパ地下の和菓子屋・みつ屋のメンバーはめっちゃ個性的です。

大人な女性な感じの店長はバックヤードでは〇〇だし、菓子職人希望なイケメンの店員は実は〇〇だし、アルバイトの大学生も元は〇〇だし・・・

というように主人公以外全員一癖あります。

それがいい感じに伏線になってたりもして飽きない作りです。

・旧暦と和菓子にすごく詳しくなれる

続いての魅力ですが、日本の旧暦と和菓子についてとにかく雑学情報が豊富であるという点が挙げられます。

和菓子には季節の節句と合わせた意味のあるものがたくさんあって、このお菓子はこういう意味ですよ、とかその用途ならこれですね!みたいなのに詳しくなれるのが魅力です。

 

・もはやメンタリズムな接客業を学べる

3つ目はストーリー展開に関してです。

和菓子のアンシリーズでは、時系列的にはつながっているものの、それぞれのお話は短編集の形式となっています。

で、これがちょっとミステリー風味になっているんですが、これがすごいメンタリズムです。

メンタリズムとは↓

【オススメ本まとめ】DaiGoは怪しいメンタリストではなく、ただの超勉強家だったメンタリストDaiGoという方をご存知でしょうか。 心理学を活かして様々な分野の著作を書いている作家で、「メンタリスト×時間術」、...

例えば、あるとき9個のお菓子Aと1個のお菓子Bを買っていったお客さん。このお菓子Bは裏切り者を示すための暗号だった!

次に来たときはお菓子Aを9個のみ、ということは裏切り者は無事排除されたということ!

みたいなそんな感じの跳躍的な読みが出てきます。

・・・なんだと!?

となるような展開で飽きずに読めるのが魅力。ここまで読めたら接客業で無敵だなと思います。

坂木司さんの小説『和菓子のアン』シリーズの読む順番

では、続いて坂木司さんの小説『和菓子のアン』シリーズの読む順番をまとめていきます。

現在刊行中の作品は以下の通り。

1.和菓子のアン

 

2.アンと青春

3.「和菓子のアン第3巻(仮)」(ジャーロで連載中)

 

ちなみに後述しますが、番外編で『おやつが好き』とか『和菓子のアンソロジー』という和菓子エッセイもあるので、『和菓子のアン』を読んで、

・主人公たちの物語がさらに読みたい人⇒『アンと青春』

 

・和菓子についてさらに知りたい人⇒『おやつが好き』or『和菓子のアンソロジー』

 

 

という分岐もありかなと思っています。

では、本編作品について、それぞれのあらすじを簡単に紹介していきます。

1.和菓子のアン

まずはシリーズ第1巻の『和菓子のアン』です。

高校卒業後に「何となく」和菓子屋(みつ屋)に就職した主人公の主人公・梅本杏子が、みつ屋の個性的なメンバーに囲まれつつ、ミステリーを解決してきます。

 

2.アンと青春

続いてはシリーズ第2巻の『アンと青春』です。

こちらでは、働き始めて8か月が経過し、新人から脱却したアンちゃんこと主人公・梅本杏子が、前巻と同様に和菓子屋に関わる日常系ミステリーを解決していきます。

こちらも短編集です。

3.「和菓子のアン第3巻(仮)」はミステリー雑誌ジャーロで連載中

続いては第3巻の情報です。第3巻『甘い世界』は、ミステリー雑誌「ジャーロ」にて2017年9月から連載中(年4回刊行)。

2019年9月現在まだ単行本は出ていない模様。でもいまこんな感じで巻数はたまってきているので、そろそろでは?と思っている。

No.61 2017 AUTUMN「甘い世界(前編)」
No.63 2017 WINTER「甘い世界(後編)」
No.64 2018 SUMMER「こころの行方」(前編)
No.65 2018 AUTUMN「こころの行方」(後編)
No.66 2018 WINTER「あまいうまい」(前編)
No.67 2019 SPRING「あまいうまい」(前編)
No.68 2019 SUMMER「透明不透明」(前編)

たぶんここから↓

 

和菓子のアン番外編:作者エッセイ『おやつが好き』

ちなみにやけにおやつに詳しい作者である坂木司さんがおかしについて語ったエッセイ集も出ています。

それがこちらの『おやつが好き』という本。

甘い系、しょっぱい系、銀座の名店からスーパーで売られているスナック菓子まであらゆるお菓子の中で著者いちおしのものを語りつくした1冊。

和菓子のアンでおかしに嵌ったら併せて読んでいくとよいかなと思います。

 

番外編その2:坂木司リクエスト「和菓子のアンソロジー」

続いては番外編その2として、和菓子のアンの作者である坂木司さんが各エッセイストたちに和菓子アンソロジーを書かせていくというコンセプトの短編集。

それがこちらの『坂木司リクエスト和菓子のアンソロジー』です。

書いてくれた人たちは以下の通り。

空の春告鳥(坂木司)/トマどら(日明恩)/チチとクズの国(牧野修)/迷宮の松露(近藤史恵)/融雪(柴田よしき)/糖質な彼女(木地雅映子)/時じくの実の宮古へ(小川一水)/古入道きたりて(恒川光太郎)/しりとり(北村薫)/甘き織姫(畠中恵)

いろんな作家たちの和菓子観を知ることができます。

 

和菓子以外の作品:飯テロでないご飯小説「肉小説集」

ちなみに作者の坂木司さんは和菓子のアンシリーズ以外にも食べ物系小説をいくつか出しています。

そしてその中でも賛否両論分かれているのが「肉小説集」という作品。

冷えた角煮とかそういった全然美味しそうじゃない料理が出てくるのが特徴です。ダイエット中などで食欲を減らしたい人にオススメ。

 

漫画版『和菓子のアン』について

続いてはコミカライズ版情報です。

和菓子のアンシリーズは漫画化もなされていて、それがこちら。

文章では伝わりにくい主人公のぽっちゃり感とかを感じながら読みたい人にはこちらがおすすめです。

1.和菓子のアン(1)

 

2.和菓子のアン(2)

 

3.和菓子のアン(3)

 

和菓子のアンのドラマ化はまだみたいです。その理由を考察

ちなみにこの和菓子のアンシリーズ。ドラマ化を望む声も多いんですが、今のところ(2019年8月現在)ではドラマ化情報はないみたいです。

なんでなのか、と考えたときにちょいポチャの主人公に誰をキャスティングするかが難しいのかもしれないなーと思います。

(ドラマって基本カッコいい男女が主役で出るみたいな流れがあるので)

実際、2019年4月には『Bの戦場』という「絶世のブス(本文ママ)」を主人公にしたお仕事小説が芸人主演で映画化されましたが、売れ行きはイマイチだった模様。

実写ドラマ化、実写映画化にはビジュアルが重要なのかもなーと漠然と思っています。

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終わりに

ここまで坂木司さんの小説『和菓子のアン』シリーズの読む順番とあらすじについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

ミステリーを楽しみながら、和菓子にも詳しくなれる作品です。

昼過ぎのおやつタイムにでも是非読んでみてください。

では今日はこの辺で。よい読書ライフを!